私と彼らのあした

気分はまるで走るジェットコースター

あの日私は担降りした

2014年8月18日。
私は、はっきりと「神山智洋くんを担当にします」と宣言をしました。

担降りを決めたのはその数日前のことでした。
2014年8月6日にジャニーズWESTは1stアルバム『go WEST よーいドン!』をリリースしました。
私はその翌日に初回盤を購入したのですが、夏休み直前ということもあり、学業で忙しく、結局そのアルバムの特典であるDVDを見たのは、夏休みに入った8月12日でした。
そのDVDにはジャニーズWESTが7人でデビューすると発表した2月5日からデビューシングルリリースを経てアルバムのレコーディングに至るまでの密着映像、『バンザイ夢マンサイ!』のMusic clipとMaking、そして『ええじゃないか』のDance Shot ver.が収録されています。
予約をしてまで初回盤を購入しているわけですから、私の中でジャニーズWESTはすでにかなり優先順位が高いグループのひとつになっていました。
しかし、DVDを見たことにより、明らかな心境の変化があったのです。
DVDのインタビューで、流星くんがこんなことを言っていました。
「このアルバムを買ってくれたファンの人は少なくとも後々古株と呼ばれるわけですから」
ちょっぴり冗談っぽく言っていましたが、新しいファンももちろん大切だけど、今いるファンはこれからずっと大切にしたい、という風なことだと思います。
これを聞いた時に、「私もその中のひとりになりたい」と思ったのです。
そして、続いて収録されている『バンザイ夢マンサイ!』のMusic clipとMaikingを見終えた頃にはすっかりジャニーズWESTに魅了され、「この7人についていきたい」と思うようになっていたのです。

実は、これよりも前から、少しずつジャニーズWESTに対する気持ちの比重が大きくなっているのは感じていました。
もちろん彼らのことはJr.の頃から好きでしたが、「好き」という気持ちは数値化できるものではないので、その違いについて説明することは非常に難しいですが、とにかくJr.の頃に感じていた「好き」とは明らかに変わっていたのです。
特にそれを感じた瞬間と言えば、『ザ少年倶楽部』内で『ジャニーズWESTの日本昔話』というコーナーが突然始まったのですが、その第一回として、彼らは『桃太郎』を面白おかしく演じておりました。
不思議なことに、その寸劇が私のツボに見事にヒットし、「ジャニーズWEST面白い!好き!」と思ったのです。
しかも、その直後に披露した『P&P』では最初の4小節目まではふざけているのに、一瞬でスイッチが切り替わり、見事なパフォーマンスを見せてくれたのです。
『P&P』という曲自体も、自然と笑顔になれるハッピーな曲であり、これまた私の心をグッと掴んだわけです。
そういったことが積み重なり、アルバムの特典映像でとうとう「好き」の大洪水が起こってしまったのでした。

アルバムの特典映像を見てからというものの、我が家のHDDに偶然残っていた関西ジャニーズJr.の映像を見たり、ネットで過去の動画を見たり、とにかく関ジュにどっぷりな数日間が始まりました。
デビュー前からそれなりに知っていると言っても、やっぱり見えてないことがたくさんあって、自分でもその数日間の出来事をよく覚えていないくらい、とことん集中して彼らについてたくさんのことを吸収しました。
あまりに急にたくさんの情報を吸収してしまったために、今でも「そもそもこれは前から知ってたんだっけ?それとも降りてから知ったんだっけ?」みたいなことがしょっちゅう起こります。

そんな風に記憶が操作されてしまうくらい濃厚な時間を過ごしながら、ちらちらと頭を掠める『担降り』の文字。
私はそれまで担降りというものを経験したことがなかったし、到底自分には縁のない話だと思っていたので、最初は躊躇いもありました。
何しろ、今まで何度も担降り未遂を繰り返しながらも、結局いつも帰る場所はひとつだけだったからです。
今回も一時的なマイブームかもしれない、と何度も思いました。
しかし、そんな躊躇いも吹き飛ばすが如く、私のジャニーズWESTに対する情熱は高まり、初めてアルバムの特典映像を見た2日後には「担降りすると思う」と言っていました。
一度言ってしまえば怖いものがなくなり、その翌日には「もうこのまま担降りだな」と決心がついていました。

そもそも私は、担降りをすることについて、必要以上に悩むことではない、と思っていました。
それは私の『担当』というものに対する概念が影響しています。
私にとって『担当』とは、名刺代わりでしかないのです。
新しく関係性を築く時に「私は〇〇くん担当です」と言えた方が楽なことが多いです。
そのための担当制度であって、そこに固執する必要性はないと思っていました。
しかし、実際担当を名乗るという行為そのものがアイデンティティの確立に大きく影響していて、「〇〇くんの担当を名乗っている」ということが、自分の個性そのものであるような気がしてきたのです。
そのため、自分は本当に神山くんの担当を、ジャニーズWESTの担当を名乗ってもいいのか、という不安を感じるようになったのです。
私は神山くんのこと、そしてジャニーズWESTのことをまだよく知りません。
何より、まさか私がジャニーズWESTのメンバーを担当にするなんて、と自分でも驚いていました。
しかし、好きになったものは仕方ありません。
そのうち、「早く神山担を名乗りたい」とまで思うようになりました。

そんなわけで、担降り宣言をする前に、私は一度「ジャニーズWESTを大切にしていきたい」という発言をしています。
心変わりはあるかもしれないけど、もうここで決めてしまわないといけない、という気分でした。
ジャニーズWESTを好きになって、神ちゃんが好きになった今が幸せだと感じていました。
こんなに幸せなことが続くなら、そっちを選ぶべきだと思いました。
確信はないけれど、ジャニーズWESTならずっと幸せな気持ちでいさせてくれる、期待を裏切るようなことはしない、そういう風に感じていました。
実際、彼らに裏切られたと感じたことは今まで一度もありません。
彼らのことはアイドルとしてとても信頼できると思います。

ジャニーズWESTといえば、デビューしてからというもの、舞台仕事が多い印象です。
実は、私はまだジャニーズWESTの舞台やコンサートに行ったことがありません。
それがとても気がかりになっていました。
彼らは、ザ少年倶楽部にはレギュラー出演して、リトルトーキョーライブに隔週で出て、ラジオも週3回あります。
ラジオは自力では聞くことができないけれど、テレビなら見ることができます。
ジャニーズウェブでの連載も毎週全員が更新してくれます。
お茶の間で応援していくにも十分過ぎるくらいの好条件です。
だけど、舞台の行われている期間中、毎日舞台に立っている彼らの姿を見ることができない寂しさを常に感じていました。
自分の生活が第一であり、ジャニーズは娯楽でしかないので、どうしても学業や就活に力を入れなければならない時期もあったので、優先できないのは仕方のないことではありますが、みんなが見ているものを私は見ていない、ということにつらさもありました。

そうしていくうちに、ジャニーズWESTもデビューしてすぐの頃に比べて、仕事量や情報量が安定してきました。
夏頃はあんなに熱心に毎日情報をかき集めていたのに、いつの間にかそんなに必死にならなくてもいいくらいになりました。
過去を遡ることも限界があり、ひとまずそれなりに知ることができたかな、というくらいになりました。
Myojoでの一万字インタビューも7人分が出揃い、今まで点でしか知らなかったことがつながって線になっていったりもしました。
その中で、もっと知りたいと思うことも出てきたし、なんでこれを見ていなかったんだと思うこともあったし、そんなことあったかもしれないけどよく覚えてないな、ということもありました。
だけど、今から時間を戻すことはできないわけで、結局文字としての情報しか私は得ることができないわけです。
だけど、彼らの感じていること、考えていることというものが何となく理解することができたし、少しだけではありますが、彼らのファンとして前進することができたのかな、とも思います。

そして、先日は桐山照史くんと神山智洋くんが主演を務めたミュージカル『ブラッドブラザース』を見に行くこともできました。
ジャニーズWESTのメンバーがステージに立つのを初めて見ることができました。
生で歌声を、演技を見ることができました。
初めて大阪松竹座に行くことができました。
まだ全員での舞台は見られていないけれど、また一歩前進することができたと感じました。
彼らの声にはパワーがありました。
本当にそこにいる、というだけで感動しました。
舞台が終わった後も涙が止まりませんでした。
神山くんを好きになって良かったと思いました。

ジャニーズWESTとしては春から全国ツアーが始まります。
私の住む福岡にも来ます。
しかし、福岡公演は平日ということもあり、社会人になりたての私には少しハードルの高いスケジュールです。
そこで泣く泣くチケットを申し込むことをあきらめることになりました。
これがまた悔しくてたまりません。
せっかく福岡に来てくれるのに、肝心の私は行けないなんて…。
しかし、無理をすれば実生活に差支えます。
そこは、自分でしっかりけじめをつけなければなりません。
それを覚悟してジャニーズWESTについて行こうと決めたので、今回は「行かない」と決めました。

これが、私が担降りを決めてから今までです。
私はジャニーズWESTのファンの友達が少ないこともあり、非常にひっそりと神山担ライフを過ごしているので、自分で集められる情報量にはかなり限度がありますし、まだまだ知らないことばかりです。
実際に「神山智洋くんが担当です」と口にした回数もとても少ないです。
それでも、テレビで神ちゃんを見るたびに笑顔になれますし、神ちゃんの言葉を雑誌などで読むことができると幸せな気持ちになります。
彼は私に癒しを与えてくれる存在です。
そして、ジャニーズWESTは私の心のビタミン剤です。
少し調子が悪いなって時も、彼らの歌声を聴けば「頑張ろう!」って思えるのです。
そんな7人に出会えて、好きになれた私はとても幸せ者です。

担降りをしてからもう7ヶ月も経っていますが、どうしても言葉にしたくて書きました。
これからもジャニーズWESTを、そして、神山智洋くんをずっと応援していきたいと思います。