BOYS AND MEN NEW ALBUM 『Cheer up!』全曲レビュー
2016年6月1日、BOYS AND MEN NEW ALBUM『Cheer up!』が発売されました。6月5日付オリコンデイリーCDアルバムランキングで1位、6月13日付オリコン週間CDアルバムランキングで2位を獲得したこのアルバム。ボイメンの魅力がぎゅぎゅっと詰まったこのアルバム。ぜひたくさんの人に聴いていただきたい1枚となっておりますので、今回全曲レビューを書かせていただきたいと思います。うん、知ってる。こういうのって初週のうちに書かなきゃ販促にならないってことくらい。まあ、間に合わなかったよね。だけど、今のボイメンの課題として、初週は上位を狙えるけど、発売翌週には一気にランクが落ちてしまうところがあるので、継続的に売れてもらうためにも今公開します。相変わらず感じたことを言葉にするのが得意ではありませんが、一生懸命書いております。私が好きな歌詞や歌い方が好きなパートを添えていますので、そちらもご参考に。ひとりでも多くの人にボイメンの良さが伝わることを願っています。
1.どんとこいやー!
このアルバムのリード曲で、初回限定盤にはミュージックビデオも収録されています。ボイメンらしさ満載のド直球応援ソングで、振付も応援団っぽくて、自然と元気が出てくる曲です。勝負の時、緊張すらも味方に付けてしまおうっていうポジティブな歌詞が素敵です。ミュージックビデオは、ドッヂボールチームの勝利までを描いたスポ根ドラマ仕立てになっているのですが、「ドッヂボール」という種目なのがまた変化球という感じで面白いですよね。そして、衣装がとても素敵です。メンバーカラーがアクセントになっているキラキラ白軍服風衣装です。そんなの好きに決まってる。曲そのものがとても良いので、本当は全国ネットの番組でどんどん歌ってほしかったです。まさにアルバムの顔にふさわしい勢いのある楽曲だな、と思います。
この瞬間煌めく 心なら日本晴れ
2.Wanna be!
水野勝・田村侑久・辻本達規・田中俊介・吉原雅斗出演ドラマ『白鳥麗子でございます!』の主題歌です。どこにでもいる普通の男の子が好きな女の子に向かって「君だけの王子様になりたい!」って歌う曲です。初回限定盤にはミュージックビデオのSpecial Edit ver.が収録されています。個人的にはオリジナル版のワンカットMVを見たことがきっかけで本格的にボイメンが好きになったので、思い入れのある曲です。
君だけの王子さまに Wanna be!
3.With…
『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』の挿入歌です。生オケということで、音の厚みがすごい。一度は別の道を選んだけれど、やっぱり僕らふたりの未来は一緒、だからもう一度君に逢いたい、という愛しい人を想う曲です。ボイメン、バラードも歌えます。
「サヨナラ」が僕らの答えなんかじゃないと
愛しいその声で 聴かせてよ
4.Forever and Always
『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』の主題歌です。「いつもいつまでも愛してる」と、「当たり前の日常が最高の幸せだと君が気付かせてくれた」という、幸せが溢れて止まらない曲です。賢ちゃんと一緒に歌い出しを担当しているたむたむが「普通は歌が上手い子しか選ばれないんですよ!」と喜んでいたのが印象的なので、注目していただきたいポイントです。
年をとって最後に 目を合わせる時には
「僕と一緒で良かった」とキミに
思って欲しいから
5.花道ゴージャス
年上組「YanKee5」の曲です。とりあえず最初に収録曲が発表された時にまず「絶対これ名曲だわ」と思いました。そして、その期待を裏切りません。世の草食男子に「そうじゃねえだろ!?」と喝を入れるザ・ヤン5な漢気全開ソングです。ちょっと強引だけど、熱いハートを持っていて、惚れた女のためならもっと攻めてけよっていう、そんなところが彼らの歌う曲らしくて、この5人なら本当に人生を面白くしてくれそうだな、という信頼感が生まれます。
後ろに乗せて‘行先’言わねぇ
そんくーれぇがいーじゃん!(ゴージャス!)
こわい時は 背中もっとつかまれ!
「その人生…俺が面白くしてやる」って言って
6.CRAVIN' CRAVIN'
ボイメンには珍しいセクシーな楽曲でございます。5年前くらいのエイベサウンドっぽいな、と私は思っていて、そんなところがお気に入りです。ちょっぴり刺激的な歌詞を歌いながらも、「皆さんに一緒に踊ってもらうという裏テーマがある(by水野勝)」って言うところがボイメンらしさかな、と思います。個人的には複数人でのラップが「この感じ、どこかで覚えがあるぞ?」って思ったけど、多分J-SupportのPravate Heartsな気がする。
乱れたその吐息を Ah,Ah!Ah,Ah!Ah,Ah!
7.こうつうあんぜんのうた
年下組「誠」の曲です。その名の通り、交通安全を呼びかける可愛い曲になっております。危険運転をする緑の車(雅斗くん)が指導を受けて改心するってストーリーなんですが、作詞のYUMIKO先生のツイート曰く、正統派巡査の本ちゃん、テヘペロおまわりさんの賢ちゃん、イケメンおまわりさんのつっちー、指導教官のゆうぴん、というキャラクターがあるようです。キャッチーなメロディーが繰り返されて耳に残りやすいので、ふとした瞬間に思い出して「安全運転しなきゃ」と思わせてくれる曲かな、と思います。では、ご唱和ください。パッパカパッパー!
「ぶーんぶーんぶぶーん!かー!黄色はと・ば・せ!」
「ぴーーーーぴっぴ!!ちょっとそこの緑色!速度オーバー!ま、待ちなさーい!」
8.ツクヨミ
ドラマ『白鳥麗子でございます!』のエンディングテーマ曲です。一度離れてしまった大切な人を想い、月夜にその人の幸せを祈るという、切ないラブソングです。ただ切ないだけでなく、最後には月の導きでふたりが再び出逢うという、ロマンティックな展開が待っていて、聴いていると胸がきゅーっとなります。月の美しい夜にしっとり聴きたいバラードです。
月明かり 誘われて
逸る心 走り出す
またここで 逢うなんて
思ってなかった…
これで全曲です。まさによりどりみどりなアルバムとなっております。きっとお気に入りの1曲が見つかると思いますので、ぜひお手に取ってみてくださいませ。