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ボイメンを知らない人にこそ見てほしい映画『BOYS AND MEN~One For All, All For One~』

2016年10月29日、映画『BOYS AND MEN~One For All, All For One~』が公開になります。なんと全国ロードショー。名古屋に行かなくてもボイメンを見ることができます。この絶好のチャンスを逃す訳にはいきません。ぜひ多くの人にこの映画を見ていただきたい。

とはいえ、タイトルがグループ名になっているので、「ボイメン?よく知らない」という人たちは積極的に見ようと思わないかもしれません。だけど、絶対に面白いです。誰でも楽しめます。むしろボイメンをよく知らない人に見てもらいたい。そんな映画になっております。ということで、今回はジャニヲタ兼ボイメンヲタの私が映画の魅力を語りたいと思います。

まず有権者の皆様に訴えたいのは、『BOYS AND MEN』は名古屋を中心に活動する10人組エンターテイメント集団であり、名古屋の町おこしお兄さんだということであります。名古屋のエンターテイメントを盛り上げるために集められた男の子たちが幾多の困難を乗り越えながら成長していく姿を私たちは目撃するのです。

さて、まずはこの映画の特徴からお話したいと思います。

若い男の子たちの友情が詰まった青春群像劇

映画の主人公は『BOYS AND MEN』という実在するグループで、それぞれが本人役を演じていますが、ドキュメンタリー映画ではないので、映画ならではの設定がたくさんあります。ボイメンのファンが「ボイメンは2次元」という発言をしているのを目撃することが多々ありますが、この映画では2次元みが3割増です。普段から2次元なのにさらに増して2次元なのです。ただキラキラしているだけじゃない、だけど、ステージの上でキラキラするために必死にもがく彼らの姿に心を打たれます。もちろん映画の中には実際のエピソードも盛り込んであるので、よりボイメンとはどんなグループなのか?ということが分かりやすくなっていると思います。

10人の共同生活

好きでしょ?若い男の子たちの共同生活とかみんな好きでしょ?それはさておき、映画ならではの設定でありながら、物語の重要なポイントになるのは『ボイメンハウスで10人が共同生活を送っている』というところです。実際はそれぞれ一人暮らしとか実家暮らしとか、一緒に住んでいるってことはないのですが、ボイメンの普段の空気感が一番出ているのが、このボイメンハウスでのシーンだと思います。生まれも育ちもバラバラな兄弟って感じでかわいいです。メンバーが着ている部屋着も、普段着ているものを再現しているそうなので、そこにも注目ですよ。

ここまでざっくりと映画の魅力を書きましたが、「実際そんなことを言っても、メンバー10人もいるんでしょ?見分けつく前に映画終わっちゃう!」と思われる方もいると思います。そんな人のために、メンバーの見どころをそれぞれご紹介します。名前とテーマカラーと見どころしか書かないから、気になるメンバーがいたら顔は各々ググってね。

まずは、年上組のYanKee5から。

水野勝(テーマカラー「金」)

BOYS AND MENの黄金柱。10人の中でも一際主人公力が高いのが彼です。ついでに身長も一際大きいです。勝くんは個性的なメンバーが揃うボイメンをリーダーとして見事にまとめ上げていますが、リーダーなりに悩みがあります。メンバーには先輩もいるのに、何故俺がリーダーなんだろう。メンバーをまとめるのに必死で自分の魅力を出せていないんじゃないか。一生懸命頑張っているけど、俺は俺のやりたいことができているんだろうか。グループのため、自分のため、いろんな想いを秘めながら葛藤する姿に惹きつけられること間違いなしです。

田中俊介(テーマカラー「銀」)

白銀のギャップ野郎。みんなの頼れる兄貴分です。強面で筋肉質な彼ですが、えくぼと八重歯がチャームポイントの笑顔はニャンちゅうみたいな可愛さです。甘いものや可愛いものが好きという一面もあります。そんな俊くんは毎日欠かさず映画を見るほどお芝居が大好きで、役者として芸能界で頑張っていきたいという気持ちが強くあります。この映画では、そんな彼の役者としての活動とグループ活動の両立について思い悩む姿が描かれています。

田村侑久(テーマカラー「青」)

チラシ配りのポジティブ王子。脱サラしてボイメンに加入したという経歴があり、ボイメンへの想いがとても深く、宣伝活動も人一倍頑張る、努力の人です。その努力の裏には、ボイメンのメンバーとして活動していることを長い間父親に打ち明けることができず、家族に頼ることもなく、自分の力で夢を追いかけるという並々ならぬ覚悟がありました。そんなタムタムのボイメンへの大きな愛がメンバーに与える影響とは。誰よりもボイメンを良いグループにしたいと思っている彼の想いが伝わってきます。

辻本達規(テーマカラー「赤」)

岐阜のパンドラの匣。ボイメンの特攻隊長として、野球部で培った体育会系のノリを武器に、常に先頭を走ってくれる人です。たまに勢いが良すぎる時もあるけれど、そんなところが誰にでも可愛がってもらえる秘訣だと思います。だけど、そんなつーじーには人気投票でYanKee5の中で唯一TOP5に入れなかったという劣等感がありました。自分に足りないものは一体何だろう。その答えを探しながらも、実はメンバーの様子も常に気にしている、彼の強さと弱さが良く表れているのではないかと思います。

小林豊(テーマカラー「黄緑」)

スイーツ王子。元パティシエという経歴を武器に、ボイメンの中では一番全国区のドラマやバラエティーで活躍している最年長です。映画では、ソロ活動も順風満帆なゆーちゃむだからこそ、もしもグループを離れて上京するという話になったら、という葛藤が描かれています。

次は、年下組のです。誠はボイメンの中でも若手で組んだユニットということもあり、個性の異種格闘技戦みたいなYanKee5に一歩及ばず、なかなか前に出ることができないことが課題でもあります。そして、全員が成人したことにより、後輩であるBOYS AND MEN研究生に「フレッシュ」の座を譲らざるを得なくて、まさに上からも下からも板挟み状態なのであります。映画では誠のユニットとしての葛藤が色濃く描かれています。

本田剛文(テーマカラー「ピンク」)

年中無休の桜前線。誠のリーダーです。実家は江戸時代から続く老舗の仕出し屋さんなのですが、映画の中でこの実家がキーポイントになっています。ユニットを引っ張らなければならない、自分が誠の良さを引き出していかないといけないという責任感を持っている彼が直面する困難とどう向き合うか、ぜひご注目ください。ちなみに私の推しは本田くんです。

勇翔(テーマカラー「白・紺」)

世界の救世主。ヒーローに憧れて俳優になるという夢を持ち、ボイメンに加入しました。普段のゆうぴんはとにかく寡黙で、あまり多くを語るタイプではありません。そのため、メンバーの中でもブログの更新頻度が少なく、それを指摘されることがよくあります。そんな彼ではありますが、実はボイメンに対する熱い気持ちを胸に秘めています。映画では、その情熱がふと垣間見える瞬間を目の当たりにすることができるかもしれません。

平松賢人(テーマカラー「黄」)

変幻自在のノンアルコール。歌やダンスといったパフォーマンス面でボイメン随一の才能があり、最年少ながらダンスリーダーとしてグループを引っ張る存在です。しかし、パフォーマンス以外のことになるとお兄ちゃん達に頼ってしまいがちなところがあります。弟キャラながらもボイメンのためにできることを模索する賢ちゃんの熱意を感じていただきたいです。

土田拓海(テーマカラー「紫」)

決まらない王子。いじられキャラです。以前はいじられることを嫌がっていたけれど、最近は広い心で受け入れ、自分がいじられることでみんなが笑顔になってくれたら良い、と考えています。しかし、ただいじられキャラに甘んじているだけでは良くない、ステージに立つ時にもっと自信を持ちたい、と自分の現状を変えていきたいという思いを抱えていて、そのための努力を惜しまない人です。笑顔の裏に秘められたつっちーの真剣な表情をぜひご覧いただきたいです。

吉原雅斗(テーマカラー「緑」)

ゆとりが生んだ風雲児。同い年の平松賢人くんと共に、パフォーマンスでボイメンの双璧を成す実力派です。ゆとり世代の良い意味でそこそこ何でもこなせるという性質を長所としていますが、人より突出した部分を表現することになかなか難しさを感じているように思います。しゃべりが安定していて言葉のチョイスも絶妙、かつ、甘え上手な一面もあり、一度気になるとつい目を離せなくなる、そんな雅斗くんの魅力に酔いしれてください。

メンバーそれぞれの紹介はスーパード新規の私から見たイメージなので、もしかしたら他のファンの方から見れば「この人はこんな人じゃない!」というものもあると思います。また、映画の中での見どころなので、実際の彼らより誇張された表現になった部分も多少はあると思います。それも併せてご了承いただければと思います。

もちろんここに書いたことだけでなく、映画の中にはたくさん見どころが詰まっていて、その全てがボイメンの過去、現在、未来を象徴しているように思います。この映画を見れば、きっとボイメンのことが好きになります。応援したくなります。そして、自分も頑張ろうという元気をもらえます。「夢はあきらめなければ必ず叶う」が彼らの合言葉。ゼロからスタートした若者たちが一歩一歩着実に進んで、少しずつ夢を叶えていく姿はとても眩しくきらめいています。そんなボイメンの輝く姿をぜひ劇場でご覧ください。

上映劇場はこちらからご確認ください。

映画「BOYS AND MEN ~One For All, All For One~」

近所で上映されていたら、ぜひ足を運んでいただきたいです。よろしくお願いします。

最後になりますが、本当にボイメンを知らない人でも絶対に楽しめます。後悔させません。少しでも多くの人がボイメンに興味を持ってくれて、映画を見ていただけたら嬉しく思います。