私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

2/25 DearDream 1st LIVE TOUR 2018 ユメノコドウ in パシフィコ横浜国立大ホール

全ては14人の笑顔のために!

2018年2月25日、パシフィコ横浜国立大ホールにて行われた『DearDream 1st LIVE TOUR 2018 ユメノコドウ』神奈川公演に行ってまいりました。彼らにとって初めてのツアーがこれにて完結しました。

ツアーの最終公演がパシフィコだと知った瞬間、「絶対行かなきゃ」と思いました。必ずサイコー超えてる景色がそこにあると感じていたからです。正直、ツアー開催の発表があった「あの日のDearDream」にとってパシフィコは広過ぎたと思います。プロジェクトが始動してから約2年半。その集大成としての「挑戦」なんだと感じました。ツアー開催が決まった後、アニメ2期が始まり、ファンミ03があり、様々なイベントに出演し、素人から見ても明らかに急成長してきたDearDream。それでもまだ、ツアー初日の東京公演が始まったその時も、パシフィコは大き過ぎるゴールだったと思います。だけど、福岡、大阪、愛知、と公演を重ねるにつれ、そのゴールがどんどん現実的なものになり、ついに神奈川公演のチケットが「完売」したのです。

今回も基本的にはセトリの変更点を中心に、思い入れのある部分を織り交ぜつつ書いていきたいと思います。

『You are my RIVAL』を見ながら「これでしばらくだぶますのパフォーマンスが見れないんだな、このツアーのだぶますはこれが最後なんだな」としんみりしていたら、突然『アブラカタブラ魔法の呪文』が流れ出して、思わず変な声が出てしまいました。セトリが変わるって言ってたけど、そんなのアリなの!?アブラカタブラを踊るだぶますが本当に好きなんですよ。可愛いけど確実にダンスの上手さが分かる振付。将熙くんの脚の間から顔を出す郁くんはやっぱりチヅだったし、「魔法の呪文」のところの表情の作り方が2人とも天才過ぎる。この流れで何となく「トラシグ来るんだろうな~」なんて思っていたら、本当に来た。だけど、誰が『グローリーストーリー』を歌うと予想しただろうか。シャッフルでは歌っていたけど、トラシグとして歌うのはこのツアーでは初めてだったので驚きました。私がまだドリフェス!を好きになるずっと前に、初めて見たトラシグはグロストを歌うトラシグだったので、生のパフォーマンスを見れて本当に嬉しかったです。ありがとうトラシグ。

KUROFUNEのMCコーナーではいつもの出席確認の他にも「初めてドリフェス!のイベントに参加した人ー?」という質問も。斜め後ろにいた初めてさん達が元気良く「はーい!」ってしててニコニコしてしまいました。あと、株ちゃんの「KUROFUNEの男!」という煽りに今までで一番大きな歓声が上がったのが嬉しかったです。株ちゃんも思わずテンション上がったらしく「もう一回!」って言っちゃうくらい。KUROFUNEの男達の歓声を受けて「かっこいいよ!お前らかっこいいよ!」って言う株ちゃんも良かったなあ。大阪とのセトリの変更点は、『Whole New World』の後に『Future Voyager』を披露したこと。FVはバトライのために温存していたことは分かっていたので、横浜では歌ってくれるかも?と期待していたのですが、実際イントロがかかった瞬間、胸がギュッとなる感覚がありました。この日のKUROFUNEはいつにも増して美しかった。

『Paradeが生まれる』のご当地振付コーナーでは、壮馬くんが「いつもはみんなから意見を聞いてきたけど、今日は聞きません!俺が決めてきたことをやる!」というようなことを言い出して、一体何が始まるのかと思えば、ブロックごとに分けて、7色の帯を作るというものでした。「この色振りたくないって人もいるかもしれないけど今だけ我慢して!責任は全部俺が取る!何かあれば石原壮馬公式ツイッターまで!」と言い切る壮馬くんが強かった。さすがセンター様。モニターに客席の様子が映ると、あまりにも綺麗で、思わず息を飲むほどでした。今までのご当地振付も楽しかったけど、こういう景色を見れたのもとても良かったです。

シャッフルコーナーは満を辞してファン投票で選ばれた4組のシャッフルユニットソングでした。『SAKURA LETTER』『ユレルMIDNIGHT』はファンミ03でも披露していましたが、更にパワーアップしたパフォーマンスを見ることができました。そして、今回初披露の2曲。まずは『BIRDCAGE~欲望の鳥籠~』。トミーが将熙くんの腕に囚われるような振付があったのですが、福岡のワンハーに続く「この演出がすごい大賞2018」にノミネートが決まった瞬間でした。よく考えたら福岡のワンハーもこの組み合わせでしたね。やっぱり私はいっちゃんが大好きなので、「純哉くんと歌えて良かったねいっちゃん!」って気持ちが高まってグッと来ました。それから、郁くんと株ちゃんの『MAY BE, LADY!』。イントロで「行くぞ白村!」「うん!ゆーくん!」「「SHIROFUNE出航だ!」」という会話の後、郁くんがバビューンと階段を降りて、その後ろからゆっくり降りてくる株ちゃんの腕を「早くー!」って感じで引っ張って。いや、これ、もう、チヅと勇人でしょ。間違いなくあの白黒コンビがステージにいました。郁くんがメビレを歌っていることが、スパンコールみたいな星を降らせている姿を見ることができたのが本当に嬉しかったです。ありがとうメビレ。

この公演の挨拶担当はもちろん壮馬くん。やっぱり彼のロングMCは健在でした。いろんなWEB記事にも彼の言葉がしっかり載っているのでぜひその一言一句を読んでいただきたいので、私の不完全な記憶でいろいろ書くのは控えようと思うのですが、一番印象的だったのは、壮馬くんがドリフェス!を「愛です」と言ってくれたことでした。私もドリフェス!を好きになってずっと感じていたのは、ドリフェス!に携わる人みんなの愛がとにかく深いことで。その愛が時にはキャストさん達にプレッシャーを与えていた部分もあると思います。だけど、その「愛」に彼が感謝をしている、と言ってくれて、改めて彼らにエールを飛ばしてきて良かった、と心から思いました。「横にはメンバーがいて、後ろから支えてくれるスタッフさんがいて、前にはエールをくれるみんながいて、俺は最強だ!」そう言う壮馬くんは圧倒的に奏くんで、DearDreamのセンターが壮馬くんと奏くんで良かったと思いました。そんな壮馬くんにトミーが「今までいろんな重圧やプレッシャーから真ん中で守ってくれた壮馬に拍手を送りたい」と言って、みんなで拍手をしました。壮馬くんは最年少だし、多分最初はみんなが「壮馬を守っていかなきゃ」と思っていたんじゃないか、と思うのですが、壮馬くんは壮馬くんで、どんどんと強くなって、いつの間にか芯のブレないセンターになって、周りが守ってくれた分、自分が真ん中で守らなきゃ、という思いもあったのではないか、と勝手な推測ではあるのですが、そういう強さを彼からとても感じました。壮馬くんだけでなく、この日はみんなが本当に良いことを言ってくれて、全部は書けないけど、個人的に嬉しかったのは、まず株ちゃんが「ドリフェス!も、自分の家族や劇団プレステージと同じように家族と呼べる場所になった」と言ってくれたことです。やっぱり株ちゃんが一番アイドルとして活動していく中で葛藤があった人だと思うのですが、そんな彼がドリフェス!を「家族」だと言ってくれたことは本当にすごいことだと思いました。多分私、ずっと心のどこかで壮馬くんと将熙くんと株ちゃんを「劇プレからお借りしている」と思ってたんだと思います。少しだけ後ろめたさがあったんです。だけど、株ちゃんがドリフェス!を家族と言ってくれたから、とても安心しました。救われた気がしました。あと、みぞたくが「青を見ると幸せを感じるようになりました」と言っていたこと。私が初めてDearDreamを知った時、「みぞたくが青なんて意外だ」と思いました。彼自身も言っていましたが、「青になるなんて思ってなかった」彼は、今、青以外の色が考えられない人になりました。みぞたくは青担当であることが当たり前になっていて、そんな彼が青を見て幸せを感じると言ってくれた、その言葉のチョイスが大好きだと思いました。そして、最後に郁くん。「皆さんが薄紫を振ってくれたり、団扇を作ってくれたり、かおる~って呼んでくれたり、」と感謝を述べる中で、「さっき偶然見えたんですけど、ネイルで薄紫にKって書いてくれていたり」と驚異的な視力と洞察力を見せつけられて会場がざわついたのも彼らしいですが、それだけではありませんでした。「父さん、母さん、本当に産んでくれてありがとうございました!こんなに幸せになりました!」という、彼の叫びを聞いた瞬間、泣き崩れてしまいました。私も彼のご両親に感謝したい。そして、郁くん、生まれてきてくれて、ドリフェス!のオーディションを受けて芸能界に入ってきてくれて、本当にありがとう。

そういえば、壮馬くんが最後に「万歳三唱しましょう!」って言って、本当にみんなで万歳三唱したのもDearDreamのライブって感じだな~と思いました。いや、万歳三唱するのは初めてですけどね。それでも、何となく、とても良かったのです。彼ららしい、と思いました。何というか、とても前向きだから。最初は戸惑っていたメンバーも「壮馬がやるって言ったらやるんだよ!」って言うところも全部、彼ららしさに溢れていました。

そして、アンコールの後に会場に流れる『ALL FOR SMILE!』に合わせて、自然発生的に合唱が始まったこと。実は、私は福岡でも大阪でも勝手にひとりで歌ってました。だから、横浜でも勝手に歌ってました。でも、よく耳を澄ませると、私以外の歌声が聴こえてきて。みんな同じ気持ちなんだ!って思えて、会場にいるみんなサイコー超えてる!って思っていたら、メンバーがステージに戻ってきてくれて。壮馬くんが「みんなで『シンアイなる夢へ!』を歌おう」と言ってくれて、みんなで全力で歌って、本当に良いライブの締め括りでした。歌いながら郁くんが泣いているところに真っ先に駆け付けたのは将熙くんで、2人の絆を感じてまた泣きました。そして、4人が集まっていることに気付かない壮馬くんと「壮馬!壮馬!」と一生懸命呼ぶ4人、一瞬振り返ったけどまた前を向く壮馬くんの元に4人が駆け寄っていく姿。その光景を見た瞬間、私の脳内にフラッシュバックしたのは、アニメ『ドリフェス!R』第11話の最後、ツアーが決定したことを奏くんに報告しに行く4人の姿でした。ずっと感じていたけれど、あの瞬間、今までで一番はっきりと『5次元』を感じました。

『シンアイなる夢へ!』の歌詞に「出逢いを繰り返していくたび 風景はきっと変わってくよ」とありますが、これは彼らがステージから見てきた風景のことなんだと思います。手渡しでドリカを配っていた初期の活動から、彼らはたくさんの出逢いを繰り返し、少しずつ集まるファンも増え、会場が大きくなり、今、色とりどりの光がパシフィコ横浜の客席いっぱいに広がるようになった。まさにこのことなんだ、と思いました。その光のひとつになれたことが本当に嬉しかったです。

14人が魅せてくれたサイコー超えてるステージの先には「愛」が溢れていました。

僕のシンアイなる夢は叶う、何故なら僕らはここで出逢えたから。そして、この素晴らしい夢を僕らは君に届けるよ。

シンアイなる夢は新しい明日(ステージ)で僕らを待っている。

ありがとうDearDream。ありがとうドリフェス!