私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

183.6m

ナゴヤドームの直径です。ちなみに、ナゴヤドームの2階オープンデッキを1周した時の距離は700mなんだそうです。

こうして数字で見るだけでも、ナゴヤドームって大きいなあ、なんて思いながらも、その大きさがどんなものなのか実際に見てみないと分からないものですよね。

私は一度だけナゴヤドームに行ったことがあります。昨年のクリスマスイブ、2017年12月24日にHey!Say!JUMPのコンサートを観に行った時のことです。本当は「私を初めてナゴヤドームに連れて行ってくれる男はボイメンだ」と信じていたのですが、2017年はHey!Say!JUMPデビュー10周年という節目の年であり、どうしてもコンサートに行きたかったにも関わらず、アリーナツアーは落選してしまい、ドームツアーで行ける日程がナゴヤドームしかなかったので、仕方なく初めてを捧げてしまったのです。そういえば、私にとって初めての日本ガイシホールもやっぱりHey!Say!JUMPだったなあ。

一方その頃、ボイメンはアルバム『友ありて・・』のリリース週最終日ということで、朝からセントレアで3部制の特典会を開催しておりました。私は名古屋に行く時は必ず飛行機に乗るので、せっかく降り立った空港で特典会をするなら行こうかな、と思っていたのですが、栄のクリスマスマーケットに薮担と行く約束をしていたこともあり、特典会には参加しませんでした。そもそも私の推しである本田剛文くんは、彼がレギュラー出演している『スタイルプラス』という番組の生放送があり、特典会には第3部のみの参加だったのです。その時間はコンサート中だわ〜、と最初から諦めモード。とはいえ、その約1ヶ月前に推しのバースデーイベントですでにCDを予約していたので、近鉄パッセタワレコでCDを受け取るためにとりあえず名駅へ直行。薮担と合流する前に大須のボイメンショップに寄って2018年のカレンダーを買いに行くくらいの余裕はあるかな、とか考えながら列車の中でTwitterを眺めていると、なんとその日の『スタイルプラス』は栄のラシックから公開生放送でお送りしているらしいという情報が飛び込んできました。「せっかく名古屋に来たのに本ちゃんに会えないのか〜」と残念に思っていた私にとって、それは思ってもみない朗報。1分1秒でも早く栄に到着したい一心で、名古屋の街をスーツケース抱えて駆け抜けました。薮担と合流してから「クリスマスマーケットの前にラシック寄りたい!」と頼み込み、邪魔なスーツケースはホテルに預けて、ようやく生放送会場へ。クリスマスイブの特別ゲストとしてSKE48のメンバーも出演していたこともあり、溢れんばかりの男性ファンの数。ボイメンのファンらしき人達はほとんどいません。そりゃそうだ、だって公式から全く告知がなかったんだもの。薮担に付き合ってもらっている以上、長居することもないし、本ちゃんの姿が見れたらそれで充分だと思って、一番後ろから眺めていると、思いがけず本田推しのお友達と鉢合わせ。しかも、彼女もHey!Say!JUMPのコンサートのために名古屋に来ていたということで、しばらく生放送も眺めつつ、雑談に花を咲かせていたのですが、ふと「遠いからあんまり顔が見えないね」みたいな話題になった時、薮担が「防振あるよ」と横から差し出してくれたのです。

ジャニオタの言う「防振」とは、防振双眼鏡のことです。担当をロックオンするために双眼鏡を使うジャニオタは多いのですが、その中でも手ブレ補正機能がある防振双眼鏡は人気が高く、コンサートや舞台の時によく聞く単語のひとつでもあります。

ということで、早速拝借してみると、たしかに本ちゃんの顔が鮮明に見えます。すごい。こんなに遠いのに、こんなに近くに見える。いやあ、防振で見ても本田くんってかわいくて男前だわ。

その時に本田推しさん達と「防振でボイメン見るの初めてだわ」「ボイメンの現場で防振使うことなんてまずないよね」なんて話していたのですが、まさかその約1年後に防振を使ってもおかしくはない、ナゴヤドームライブが決まるとは、当時は夢にも思っていませんでした。

まあ、私は結局、推しや担当をずっと双眼鏡で追うよりも、会場全体の雰囲気を味わうことに喜びを感じるオタクなので、防振は持ってないんですけどね。ただこの先、11月にAAA、12月に嵐、1月にボイメンとHey!Say!JUMP、とドームコンサートの予定が目白押しなので、一瞬「防振でボイメンを見るために買っても無駄ではないかも」なんて思っちゃいましたけどね。

さて、クリスマスイブの話に戻るのですが、生放送の途中で移動することにし、CM中を狙って本ちゃんの横を通った時に、「こっち向け〜、こっち向け〜」と念を送っていたら、パッと本ちゃんが私に気付いてくれて、それが嬉しくて思わず手を振ると、「おっ!」という顔をしながら手を振ってくれたんです。薮担に「今の自分のファンだって分かって手振ってくれてたよね〜!ボイメンのピンクすごいね〜!」なんて言われ、「いやあ、私が手を振っちゃったから振り返してくれただけだよ〜」と言いつつ、「本ちゃんにファンサもらったから伊野尾さんからもらえないかも」と思ってたら、本当に伊野尾さんからガン無視されました。さっきまで投げチュー10連発くらいしてたのに!?何故私の目の前に来たらスンとなる!?と思いながら、ああ、私と伊野尾さんって10年間ずっとこんな感じだなあ、としみじみ思ったりもしました。

そんな想い出のあるナゴヤドームに、今度こそボイメンと一緒に行きます。ナゴヤドーム、大きかったです。あの場所で10色のペンライトの海を見たら、泣いちゃうかもしれないな。

ナゴヤドームまであと95日。

 

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