私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

繋いだ手がアツイ それは僕らの絆の温度

時間単位で有休が取れるようになって良かった。時間単位年休制度を導入してくれた弊社ありがとう。

14時45分に仕事を上がった私は、昨日思い立ったように予約したネイルサロンに飛び込んだ。カラーチャートの中から色をお選びください、と言われたけれど、思ったような色がなく、「緑色ってこれだけですか?」と聞いたら、他にもありますよ、と、私が思い描いていたような綺麗な緑色を用意してくれた。ネイルサロンの空調が合わなかったのか、途中で涙が出てきて、慌てて拭ったら、その拍子にカーディガンにまだ乾いてない緑色が付着してしまった。ひどく動揺してしまって、おそらく年下であろうネイリストさんにごめんなさいごめんなさいと何度も繰り返し謝った。その時すぐに拭いてくれたけど取れなくて、後でもう一度ウエットティッシュで拭いたけれどやっぱり取れなくて、白のカーディガンに緑色が滲んだままだ。帰って来たらその足でクリーニングに出そうと思った。ネイル自体は好みの仕上がりになった。爪の先が緑色になって、親指と薬指に金色がキラキラして、それだけで何だか嬉しくて、何度も爪を眺めてしまう。

飛行機は余裕を持って21時頃に福岡を出発する便を予約していた。福岡空港は搭乗ロビーに角打ちがあるのが天才だと思う。だけど、明日は早起きだから、立ち飲みはせず、普通に座ってもつ煮込み定食を食べた。途中で日曜日に連番する友人から連絡が入った。ちょうど彼女も空港に向かっているところだったらしい。居場所を伝えると、飛行機に乗る前に会いに来てくれた。言葉にならない言葉を発しながら、お互いいのちだいじに楽しもうと励まし合った。出発前にこうして顔を合わせて話をすることができて良かった。実は朝から動揺することばかりで少し気が滅入っていたけれど、何だか気持ちが安定した気がする。

私よりも早く出発した友人を見送り、空港の片隅で手紙を書いた。正直、間に合わない。それでも書き始めた分だけは書こうと決めた。計画性のない自分にまだ腹は立っているけれど、時間は有限なのだから仕方ない。

その間、Twitterではずっと前日物販の様子が話題になっていて、その様子を眺めながら明日は自分が物販に並ぶことになるんだ、と実感がないなりに考えた。無事に買えるかな、とか、時間に余裕はあるのかな、とか、そんなことに気を取られていたけれど、それよりも明日はライブ初日なのだ。そして、その次の日は千秋楽。その景色を目に、その音を耳に、その空気を肌に、全てを感覚を研ぎ澄ませて身体いっぱいに焼き付けなければ、2日間なんて、あっという間に過ぎていってしまう。

明日からドリフェス!の武道館ライブが始まります。ひとりで勝手にドリフェス!を好きになって、しばらくはひとりで楽しんでいるだけだったけれど、ツアーをきっかけに一気に交友関係も広がって、鑑賞会をしてくれる人がいてくれたり、コラボに一緒に行ってくれる人がいてくれたり、武道館に一緒に行こうと言ってくれる人もいたりして、たくさんの優しいディアドリンセスと出会いました。いつもありがとう。多分だけど、みんなとはこの先もいろんなところで会えるような気がしてる。だけど、ドリフェス!のライブ会場で、武道館で会えるのはこの2日間しかない。今はそれがとても寂しい。

ここで一区切り。そう告げられた日から長かったようで短かった、待っていたようで来ないでと願った、その日が来る。どうかドリフェス!を愛する全ての人が幸せでありますように。私はただ、客席からありったけの愛を込めてエールを飛ばすのみ。

全ては14人の笑顔のために!