私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

僕たちは出逢えたことを誇っていい〜ドリフェス!at日本武道館〜

10月20・21日に日本武道館で行われた「ドリフェス!FINAL STAGE at NIPPN BUDOUKAN『ALL FOR TOMORROW!!!!!!!』」に行ってまいりました。

「5次元アイドル応援プロジェクト『ドリフェス!』」の活動に一旦区切りをつけることになったということで、最後のライブとして行われました。活動初期、ファンミーティング01がサイエンスホールで行われた際、DearDreamのセンター・石原壮馬くんが発言した「いつかこの隣(日本武道館)でライブができたら」という言葉が、約3年越しに実現することとなったのです。メンバーも何度も言っていましたが、3年で武道館のステージに立てるって、本当にすごいことなんです。その上、元々は21日のみの開催予定だったのが、チケットが完売したことにより、前日の20日に追加公演が決まりました。たくさんの愛で実現した武道館ライブは、泣いて笑って、寂しくて幸せなライブでした。

ライブのオープニング映像はドリカタイムで始まりました。いつでもドリフェス!はドリカタイムでライブがスタートします。そして、飛ばされたドリカはアニメ最終話で7人が着ていたライジングスターとライトニングボルト。まさか、と思った。気が付けば涙を流している自分がいた。会場の歓声がますます大きくなって、LEDが上がると、そこには7人の姿。そう、彼らは2次元の7人と同じライジングスターとライトニングボルトを着ていたんです。パンフレットにもブロマイドにもどこにも載ってない、正真正銘の新衣装。そして始まる『ALL FOR SMILE!』。アニメから続く物語の幕開けのようにも感じました。『Dream Greeting!』は私が1曲目に歌うと予想していた曲なのですが、やはり序盤での歌唱でした。前にも言ったけど、私はドリグリという曲は「ドリカ」そのものを感じる曲で、ドリフェス!を語る上で欠かせない曲だと思っています。私たちが飛ばしたエールが届いてステージが始まるイメージなんですよね。

ここで自己紹介。このお馴染みの名乗りもこの武道館で最後、と思うとまた涙が止まりませんでした。私はいつき推しなので、これでもかというくらい愛を込めて「この〜木何の木〜?」に「片桐いつき〜!!!」と叫びました。21日は郁くんが「ウェルウェル〜?」「カムカム〜!」に夢中になり過ぎて、名乗り忘れていたのがかわいかったです。公人くんが「今日はずっとプリンスモードでいる」と宣言してくれたのが「圭吾が好き」っていうファンのためでもあるんだなって私は勝手に解釈して、公人くんのそういう誠実なところが好きだなって思いました。

まずは、DearDreamのステージから。1日目は『Real Dream!』、2日目は『NEW STAR EVOLUTION』から始まりました。どちらも大切な曲で、DearDreamを代表する曲です。『PLEASURE FLAG』では、フラッグを掲げて歌う演出も。私にとってプレフラは本当に思い入れのある曲なので、また新しい演出で見れたのも嬉しかったです。そして、『Tomorrow's Song』。DearDreamらしい爽やかなダンスナンバーでした。間奏のダンスも本当にカッコよかったです。やっとこの曲で踊っている姿が見れた!と嬉しくなりました。

次はKUROFUNEが襲来。1曲目は『ARRIVAL-KUROFUNE Sail Away-』。2曲目は、20日には『FACE 2 FAITH』、21日には『シナリオ』。いや、ほんと、KUROFUNEってカッコいい。言葉だけじゃ語りきれない魅力が詰まっていて、それこそがKUROFUNEの音楽であり、ふたりの表現なんだと思います。どの曲にも意味があって、それはKUROFUNEの歴史でもあり、ふたりの関係性でもある。本当に、KUROFUNEってすごいんですよ。

次に、下からせり上がってきたのは、ヴァンパイアロードの壮馬くんと、クールプリーストのみぞたくとトミー。そう、もちろん、トラフィックシグナルによる『グローリーストーリー』です。モニターに映る1話のライブと重なる3人。すごい。本物だ。何よりみんなしっかり着こなしているところがすごい。私はずっとヴァンロが似合うのは天宮奏ただひとりだと思っていました。だけど、それは違いました。ヴァンロが似合うのは天宮奏と石原壮馬のふたりだけです。私が初めて見たトラシグは3次元のグロストだったんですよ。だから、すごく思い入れのある曲だし、こうして2次元と同じ衣装で、ある意味トラシグの代名詞とも言えるこの衣装で歌ってくれたこと、本当に嬉しかったです。しかも、モニターでドリアピしてくれたんですよ。3人ともさすがにカッコいいの限界を超えていた。こんなことあっていいのか。20日には『薔薇の三銃士』、21日には『MAY BE, LADY!』も歌ってくれました。すごい、私のトラシグベスト3が全部見れた。特に、トラシグの薔薇三は生で見たことがなかったから本当に嬉しかったです。甲乙つけがたいけど、やっぱり薔薇三は特別に好き。そして何より、メビレ。スパンコールみたいな星が降りました。トラシグの歌うメビレに勝るキラキラソングあります?ないよね?一生トラシグと恋してたい。本当にトラシグのステージは素晴らしすぎて、もっとこの素晴らしさを伝えたいのに全然伝わらない。もどかしい。

トラシグがステージから降りると、会場に響き渡る心臓音。そうです、『君はミ・アモール』です。ローズシャイニーを着たKUROFUNEの登場。本物でした。あまりの華麗さにキャパオーバー。モニターでは踊れていない勇人が映るのに対して、ステージ上ではキレキレのカニダンスを披露する株ちゃん。それだけでグッとくる。そりゃバトルライブで優勝もするわ。KUROFUNEの美しさの前では、白旗を上げざるを得ませんでした。

『Magnetic Emotion』。私にとって念願の初生プレフラスーツでした。完全に余談なんですけど、私は心の中に「入所当初から一途に応援し続けている強火チヅ推しの女」を飼っているんですよ。

これはチヅが声変わりした時です。ちなみに、この会話の相手はいつも連番している純哉推しです。で、マグエモを歌う郁くんを見て、私が「郁くんが男の顔してる…!」とクラっとしている時、この子は「千弦くんが男の顔してる…!」と腰が砕けて純哉推しに支えられておりました。何の話だこれ。みぞたくと郁くんといえば、以前ふたりのダンススタイルについて書いたことがありまして。

可憐な色気を持つみぞたくのダンスと、肉感のある色気を持つ郁くんのダンスがどんな化学反応を起こすのか楽しみにしておりました。それにしても、隙あらば向かい合い、触れ合い、顔を近付ける。「君がNならオレがSになろう」と歌いながらも、お互いに挑発し合うような表情で絡み合う。青と薄紫の光で包み込まれたふたりは美しくも危うげで。ハラハラするようなぎこちなさも慎くんとチヅの凸凹感がありました。からの『Symmetric love』。郁くんと入れ違いでトミーがプレフラスーツを着て登場。良い意味で不自然なマグエモと対比するように、安定感のあるシンメ。ホッとするような感覚さえあったのですが、やはりそれはシンメがシンメトリーだからなんだと思います。マグエモはシンメトリーじゃないんですよ。私が一番好きだったマグエモの振付は「いとしくて枯れないよEmotion」で背中合わせになって手をヒラヒラさせるところだったんですけど、初見ですごく違和感を覚えて。なんでかな?って思ったら、背中合わせなのにふたりの手の動きがシンメトリーじゃなかったからなんですね。それに比べて、シンメの振付は基本的にシンメトリー。だから、見ていて安心するのかな、と思いました。もちろんツアーから披露していることもあり、踊り慣れているっていうのもあるんですけどね。でも、20日のトミーの「愛してる」はズルいと思います。あんな真っ直ぐな瞳で、あんな真剣な眼差しで、そんなこと言われたら、好きに決まってるじゃないですか。1日だけだったのがまた憎い演出だな、と思いました。

ポップアップで勢いよく飛び出したのはフレッシュペイントを着たW-MaSKat。『STARTING TOGETHER』の爽やかさとクールさが絶妙なバランスの曲調は、だぶますにぴったりだと思います。この曲の後に、全員が登場してMC。圧巻の光景でした。基本的にKUROFUNEが手袋をいじられてましたが、たしかにあれを3次元に持ってきたのはすごい。みぞたくも「胸元が結構開いてるから着こなせるか心配だった」みたいなこと言っていましたが、全員が似合ってて、間違いなく本物で、これぞ5次元だと感じた瞬間でもありました。

20日は『リバーシブル→バレンタイン』、21日は『You are my RIVAL』。これぞだぶます。本当はスイートショコラティエもグレープヴァインも着てほしかった。だぶますの女なので、贔屓目になってしまうのだけど、やっぱりこのふたりのステージはかわいくて楽しくて、だけど、とびきりカッコいい。アイドルとしての魅せ方が一番上手いと思っています。好き過ぎるあまりに言葉が出てこない。それくらい大好きです。表情も仕草も完璧なんです。将熙くんと郁くんのふたりが、いっちゃんとチヅのふたりが、大好き。彼らとなら、どこまでも強くなれる。

KUROFUNEの『BEST☆★PARTNER』は白船衣装ことイノセントパイレーツ。よく考えたら、この衣装が一番着てますよね。ショコラ(ラーメン)食べたり釣り堀行ったり…。ベスパもKUROFUNEの定番曲になりました。株ちゃんの歌い方が楽しそうで好きな曲でもあります。一緒に声出すポイントもあるから、ライブ映えしますよね。

『ハピハピハッピー♪スマイリング☆』では、キャンディブロックを着て登場した郁くん。イントロでLEDがネオンみたいに光る前で踊る姿がまさにエンターテイメントショーという感じで好きでした。しかも、間奏で下からステッキが飛び出してきて、見事なステッキ捌きに惚れ惚れ。相当練習したと思います。ダンスも全く手を抜かずしっかり踊り、ステッキ投げを2日間とも成功させる、その集中力と彼のステージに対する本気を感じました。この曲が解禁した際、ファンがこぞって「ハット被ってステッキ持って歌ってほしい!」と言っていた声が届いたのか、と思うくらい、完璧に見たかった演出そのものでした。私の目にははっきり、郁くんと一緒に踊るチヅの姿が見えたよ。

『Wherever I am』では、将熙くんは白ジャケットの衣装を着ていたのですが、そういえばこの衣装は名前がない。ハンサム2016やおれサマーで着ていた衣装です。モニターに手書きの歌詞が映し出される演出があり、将熙くんらしくていっちゃんらしいなあ、と思いました。そして、アイドルのライブでよく見るやつだ!とも思って、何だか微笑ましくなりました。それにしても、高音が綺麗な歌声ですよね。この曲の歌詞は、将熙くんといっちゃんのファンへの想いが詰まっていますが、少しだけ、将熙くんからいっちゃんに向けたメッセージも含まれているような気がするんですよね。将熙くんは「人類の末っ子」と呼ばれていますが、いっちゃんに対してはお兄ちゃんっぽいところがあると思っていて、将熙くんがいっちゃんのことを見守っているような様子が伝わるような気がしています。それくらい、暖かくて大切に想う相手への歌、というのが分かるんですよね。ふたりが寄り添いながら歌う姿を感じたステージでした。

『Dream Painter』はファイブスタービートを着ていたトミー。ラフな感じで歩き回りながら歌うスタイルでした。間奏では、モニターに海辺のイラストが映し出され、トミーの動きに合わせて「Dream Pain太郎」という文字が。遊び心のある、トミー全開のステージでした。そんなトミーの様子を見て、純哉くんは「やれやれ」という表情を浮かべながらも、楽しそうにステージに腰掛けているような、そんなシーンを思い浮かべました。あと、トミーが純哉くんのラバーバンドを付けているのが見えた時はグッと来ました。

続いて、ファイブスタービートの壮馬くんと将熙くんが現れて、『Lifetime=Partytime!』。通称「セネガール」。楽し過ぎた。一緒に声出すところがあるのも楽しいし、終始わちゃわちゃしながらステージを駆け回る3人のなんとかわいいことか。というか、皆さん、セネガルの国旗の色が赤黄緑だってこと、前から知ってました?私は知らなかったです。よくスッとセネガールなんて出てきたなあ、と思いつつ、実は前もって調べてたのかなあ、なんて考えると、ますます愛おしさが止まらない。あと、この3人に関して言うと、「指ハートすな」。武道館でも、しっかり指ハート決める3人に「指ハートすな〜!」と言いながらも、そういうやり取りすら楽しい。私もこの2日間、一生分の指ハートした気がする。20日は壮馬くんのサインボールを取ることができました。アリーナの一番後ろの席だったのですが、ちょうどPA卓と席の間の通路に落ちたボールがバウンドして、私のカバンの中にヒョイっと入ったんです。こんなことは初めてで、サインボールって取れるものなんだ、と感激しました。壮馬くんから受け取った感謝のマジ投げ豪速球、大切にします。

さらに、ファイブスタービートのみぞたくと郁くんも登場し、『真夏色ダイアリー』。夏でした。思いっきりタオル回しました。この曲もライブを重ねるごとに掛け声が定着してきて、みんなで作る曲になっていったな〜って思います。21日に将熙くんが「天気は曇り空」のところで「快晴だ〜!」と叫んでて、これはある意味彼の気持ちのことだったのかもって今では思います。前向きな、晴れ晴れとした気持ちであのステージに立てていたならいいな。

MCでは、歌詞の「ベストオブ変顔」にかけて、「ベストオブ〇〇」を決めよう!というコーナーに。20日は「ベストオブエール」ということで、血液型ごとに歓声の大きさを競うことになりましたが、DearDreamってA型がいないんですね。今まで気にしてなかったから知りませんでした。この時、将熙くんが何型か聞かれて「クワガタ」って答えてたの小学生みたいでかわいかったです。みんなに「あ〜将熙がそれでいいならいいよ」みたいな感じで軽くあしらわれると、慌てて「違う違う!」ってなってて、それもかわいかった。他にも「ベストオブロングトーン」を決めたり、「ベストオブドリフェス!」ってことで、誰が一番早く「ドリフェス!」という単語を言えるか勝負したり。学校の休み時間みたいな、くだらないことで盛り上がるDearDreamを見て、この5人のこういうところが私は大好きで、楽しそうな姿をずっと見ていたいと思いました。21日は「ベストオブウェーブ」ということで、会場全体でウェーブをしました。郁くんの「やっぽ〜い」に合わせてウェーブしたんだけど、最初「やっぽ〜い」って言い続けながらステージの端から端まで走り切った郁くんすごすぎる。さすがに2回目はメンバーに言わせていましたけど。ウェーブ、とてもキレイでした。光の波のひとつになれたことが嬉しかったです。

次に登場したのは、インフィニットヴォヤージュの公人くん。『RING』です。この曲は美しい音色の中に強さもあって、プリンスとしてステージに立つ覚悟を持つ圭吾らしさを感じます。それは公人くんも同じで、圭吾とともにプリンスでいようとしてくれる、彼の想いが伝わってくるステージでした。この曲でじっくり公人くんの歌声を聴いて、改めて好きだな〜と感じたし、公人くんの声の良さが存分に発揮される曲でもあるなあ、と思いました。柔らかそうでありながら、芯の強い、重厚感のある声なんですよね。

続いて、インフィニットヴォヤージュの株ちゃんによる『SINGIN' IS ALIVE』。ロックを愛する勇人らしさ全開の曲です。ただ、一番驚いたのは、この曲で株ちゃんが踊ったことでした。だけど、それは勇人がロックミュージシャンではなく、アイドルとして武道館に立つことの意味を込めているのではないかと思います。最初、私は歌っている株ちゃんの後ろにギターをかき鳴らす勇人の姿を思い浮かべました。そうか、ふたりのステージはこういう形なんだ、と。だけど、間奏が終わると、勇人がギターを置いて、株ちゃんと一緒に歌いながら踊り出したような気がしたんです。きっと勇人はひとりでロックを歌っていた時も、武道館をひとつの目標として考えたことがあると思うんです。しかし、圭吾と出会い、KUROFUNEとしてデビューした先のこのステージでは、アイドルとして歌うことを選んだんじゃないかなって、そう思っています。

そして『Whole New World』。ブチ上がりました。KUROFUNEの歌う曲で一番ライブで聴きたいのはこれです。重低音が響くメロディも、絆を深め、ファンへの想いを綴った歌詞も、開国コールも、何もかもが好き。アニメと同じ衣装だから、そのシンクロ率の高さも本当に好きで、まさに愛の襲来。WNWがこんなに大好きなのに、なんで私はそれを上手く言葉にできないんだろう。好きとしか言いようがない。振付も好きなんですよね。本当に好き。炎が上がる演出もいろんな意味でアツかった。

『リフレイン』ではキャンディブロックRで登場したみぞたく。美。その一言に尽きる。キャンブロRはみんな天才なんですけど、その中でもマントがついたみぞたくと慎くんのデザインは本当に天才。美。美しいメロディ、だけど、サウンドはどちらかと言えばロックに近くて、バラードと呼ぶには熱くて、まるで慎くんのようだと思います。クールに見えるけど、情熱的なアツい男なんですよね。みぞたくから慎くんに向けているような、それでいて、慎くんからみぞたくに向けているような、しかも、ファンに向けているような、それとも、メンバーに向けているのか。いろんな角度から読み取れるこの曲の歌詞が大好きです。最後に光の玉を使った演出があったのも、本当に美しかったです。

シューティングスターの壮馬くんによる『Run After Blowin' Wind!』。圧倒的に天宮奏のステージでした。もちろんそこに立つのは壮馬くん。だけど、0番に仁王立ちする壮馬くんの姿も、赤く染まる会場も、空気感も雰囲気も、その全てが圧倒的に奏くんだったんです。前を向かせてくれるチカラ、明日に連れて行ってくれるチカラ、それは奏くんそのもの。強かった。みんなで拳を上げて、声を出して、壮馬くんに引き寄せられる、あの感覚は奏くんでした。あのステージは「天宮奏」という概念でした。これ以上言えることがない。それくらい強烈な引力のあるステージでした。

壮馬くんのソロが終わると、ミリオンエールを着た6人が登場。2次元のキービジュアルと同じように写真撮りたいねって話になると、ポップアップでカメラマンさんが登場。その後ろからひょこっと顔を出す壮馬くんかわいすぎる。センターとカメラマンさんが一緒にポップアップで出てくるの、本当に面白くてズルい。そういうところが大好き。実際に仕上がった写真も本当に素敵でした。5次元ならでは、でした。

続いて、DearDreamの『ユメノコドウ』。聴けば聴くほど良さが増す曲です。ツアーの時に「今の彼らの等身大」と思っていたこの曲も、武道館に立つ「今」の彼らにしてみれば、少し前のことのような気がしていて、ツアーからまたさらに彼らが成長していることが見えたような気がしました。サビで順番に手を上げる振付の時に、推しと同じタイミングでペンライトを上げる、その光景を見るのが好きで、みんなで作る曲だなっていつも嬉しくなります。

KUROFUNEは『Future Voyager 』と『OVER THE SEVEN SEAS』。これはもうダメだった。私はKUROFUNEの楽曲の中で一番FVに心惹かれます。アニメのエピソードも含め、一番ふたりの関係性を表した曲だし、メロディも歌詞も本当に大好きです。OTSSも初めて聴いた時から大好きで、生でパフォーマンスを見るのを楽しみにしていました。新しいKUROFUNEの魅力が増したのがこの曲だと思っていて、WNWよりもさらにファンに対して手を差し伸べてくれているような、だけど、ついて来れなきゃ置いていくぜと言われているような、いつまでもふたりを追っていきたくなるような、そんな曲です。

からの、DearDreamで『GO TOMORROW!!!!!』。キラキラしたDearDreamが詰まった1曲。これぞ「今」のDearDream。迷いなく明日に連れて行ってくれる、そう信じられるのは彼らの輝きが確かなものだから。円陣を組む振付で一緒にキープオンできたのが嬉しかったです。優しげな笑顔で歌う5人の姿が目に焼き付いています。

最後は、『シンアイなる夢へ!』。途中からKUROFUNEも登場しました。「DearDream」を翻訳した、まさに彼らの代名詞であるこの曲。郁くんが「青春」を「ドリフェス!」に替えて歌うと、本当に彼らにとってこのドリフェス!というプロジェクトは青春だったんだなって思って、前が見えなくなるくらい涙が溢れてきました。歌詞の一つひとつが暖かくて、優しくて、強い。彼らを大好きだって思う気持ちを改めて噛み締めました。そして、この曲が永遠に続いてほしいと願ってしまいました。しかし、いつか終わりが来るもので、彼らがステージを降りた後もしばらくその余韻の中でただひたすらに泣くことしかできませんでした。会場中から拍手が送られ、やがて、「イケるっしょ!」コールが始まります。力の限りを尽くして、彼らに想いを届けたくて、一生懸命に叫びました。

すると、なんと、2次元のDearDreamとKUROFUNEが登場。何が起こったのかすぐには分かりませんでした。奏くんが、慎くんが、純哉くんが、いっちゃんが、チヅが、圭吾が、勇人が、私たちの「イケるっしょ!」に答えてくれたのです。よく考えたら、私たちが2次元の7人に会えたのは、とても久しぶりのことでした。もしかしたら私はアニメ以来かもしれない。今までのイベントやライブでも、こうして7人がこういう形で出てきたことはなかったと思います。大好きな彼らと武道館で会うことができた。いつも応援していたけれど、こうしてステージに立つ彼らを見るのは新鮮で、何だか懐かしい気持ちもして、安心もしました。

3次元の7人も再びステージに登場し、『インフィニティ・スカイ』。ステージ下手に移動する株ちゃんにおんぶしてもらう郁くん。ステージ中央に戻ってきて、階段を上る時に手をつなぐ株ちゃんと郁くん。ふたりの動向が気になりっぱなしで他のことをあまり覚えていない。やっぱりふたりは白黒だなあ、と思いました。初期のDearDreamのために書かれた楽曲が、今、次のステップへ歩き出す7人に重なっていく不思議。曲も生き物なんだなあ、と感じました。

1人ひとりの挨拶、本当に素敵な挨拶で、一言一句全部覚えられたら良いのにって思うくらい、それぞれの想いを感じた挨拶でした。21日の分はこちらに全文掲載されています。

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20日は泣いていた将熙くんが21日には晴れやかに挨拶していたのが印象的でした。多分、想像ではあるけれど、20日の将熙くんは、あと1日しかないことに焦りも感じていただろうし、不安もあっただろうし、寂しい気持ちが前のめりになっていたんじゃないかと思います。実際、ファンである私はそうだった。もう、あと1回だけじゃんって、まだあと1回あるのに、もう寂しくてどうしようもなくて、また明日も彼らに会えるのに、もう明日しかないって思ってた。もしかしたら、将熙くんもそうだったんじゃないかな。それを踏まえた上で、「最後だから武道館でやるんじゃない、実力で勝ち取った」と堂々と宣言してくれたこと、本当に嬉しかった。そうだよ、私たちみんなで武道館を勝ち取ったんだよ。あと、意外だったのは、20日に壮馬くんが弱気な発言をしていたこと。その前の日に急にネガティヴになった話をしたこと。でも、やっぱり壮馬くんも、毎日のようにドリフェス!と共に過ごした日々の中で当たり前になっていたことがなくなってしまう恐怖を感じていたのだと思うと、愛おしくてたまりませんでした。それを踏まえて、やっぱり彼は前を向いていて、最強のセンターだなって思いました。トミーが話していた、純哉くんとは別の人間であり、尊敬し合える関係でありたいという話も、みぞたくの「青」に対する憧れの話も、全部、分かる。トミーが純哉くんのことを本気でカッコいい男だって思っていた気持ち、尊敬していた気持ち、分かる。だから、純哉くんはどこまでもカッコいいリーダーでミスターアイドルなんだ。みぞたくが青だと知った時、私も驚いた、意外だと思った、その記憶も鮮明にあるから、彼自身が戸惑っていた気持ちも少しだけ理解できる。でも、もう、みぞたくは青以外あり得ない。慎くんはみぞたくじゃなきゃあり得ない。そして、何と言っても、郁くんの「寂しくないわけないじゃん!」という叫び。一瞬、時が止まった気がしました。会場中から一斉に慟哭する声が、本当に、堰を切ったように、感情が爆発する音が聞こえました。それは自分自身からも。彼の魂の叫びが連鎖するように、それでいて、まるで彼に寄り添うかのように、みんなで泣きました。「俳優・正木郁」の誕生と共に、ドリフェス!は産まれました。そんな存在との別れがいかに苦しくて寂しくて辛いものなのか、我々の想像を絶するほど、郁くんはそのどうしようもない感情たちと戦ってきたのだと、その姿を見て、その叫びを聞いて、改めて感じました。

そんな中で、私たちのセンターは最後まで強かった。誰ひとりとして否定はせず、だけど、これは悲しいことではないと語った。「最初から比べたら減るものはない、増えたものばかり」なんて、何故そんな言葉が出てくるんだろうって、言われてみればそうだけど、私は自分の愛するものを奪われるような気がしていた、だけど、そうじゃない。そう彼に教えてもらいました。最後に、彼はこう言いました。「これは勝ちです」そう、私たちは勝ったんです。勝ちなんです。胸を張って、誇っていい。だって、私たちは勝ったのだから。

『ETERNAL BONDS』の歌詞の全てが、明日に向かうチカラになりました。明日からも、私たちは仲間であり続け、ドリフェス!であり続ける。この「永遠の絆」は決して誰にも奪われたりしない。14人のことを想う限り、ずっと。

それでもやっぱり、まだまだ彼らと別れたくなくて、みんなと一緒に「イケるっしょ!」と叫びました。

「最後はみんなで一緒に歌いましょう」という壮馬くんの呼びかけで『ALL FOR SMILE!』。絶対に後悔したくなくて、彼らの耳まで届かせるような気持ちで、感謝のエールを込めて歌いました。たくさんの想いが詰まった大合唱、きっとこれから先、これ以上のことに出会うことはないと思います。正直、歩き出すことが怖かった。だけど、あのAFSのおかげで、私は背中を押されて、明日に向かう強さを手に入れました。全ては笑顔のために。

たくさん書いたけど、まだ語り尽くせないほど、だけど、もう私の知っている表現方法は全部出し切ってしまって、言い表せないくらい、本当に素敵な武道館ライブでした。あの日、あの時、みんなと過ごした時間は一生の宝物です。

天宮奏くん、及川慎くん、佐々木純哉くん、片桐いつきくん、沢村千弦くん、風間圭吾くん、黒石勇人くん、石原壮馬くん、溝口琢矢くん、富田健太郎くん、太田将熙くん、正木郁くん、戸谷公人くん、株元英彰くん。この14人を好きになったことを誇りに思います。貴方たちに出逢えて幸せです。これからも一緒に新しい明日を迎えましょう。ドリフェス!ありがとう。サイコー超えてる!

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