私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

工藤新一くんと毛利蘭ちゃんが付き合っている世界に生きていて良かった

自分でもちょっと信じられないんですけど、1ヶ月半ほど前まで「そういえば新一と蘭ちゃんって付き合い始めたんだっけ」くらいのレベルでしか認識していなかったんですよね。『紅の修学旅行編』も当時放送されているのを知らなくて、後になってツイッターのトレンドに入っているのを知って「見ておきたかったな」って思ったのは覚えているんだけど、本当にその程度だったんですよ。

元々小学生の頃からコナンは好きな方の作品だったけど、アニメを毎週見ていた訳でもないし、映画も金曜ロードショーでやってたら観るくらいだし、コミックスも最初の方しか読んでいない上に、読んだのが昔過ぎてよく覚えてない。

今回、こうやってコナンにハマり始めたきっかけは金曜ロードショーで『世紀末の魔術師』が放送されたからなんですけど、実はその日もじっくり観ていた訳ではなくて。しっかり観たのは最後の方だけなんです。しかも、その時、今年の映画に怪盗キッドが出るから放送されたんだってことすら知らなかったんですよ。「そろそろ今年の映画が公開になるんだなあ」って思うくらいで。

でも、何故か、こう、心に引っかかったのは、その数日後にBOYS AND MENのインスタライブで本田剛文くん(私の推し)が「この間、世紀末の魔術師やっとったな!」って言っていたからなんだと思うんですよね。その時に本ちゃんが「俺は14番目の標的が好き」って話をしていて。実は、私が初めてちゃんと観たコナンの映画って『14番目の標的』なんですよ。小学生の頃、子ども会のビンゴ大会の景品でもらったのが、14番目の標的のVHSだったんです。本当は『時計じかけの摩天楼』が観たかったんだけど、役員さんがラベルを間違えて貼っていて、中身が入れ替わっていたんです。でも、観てみたらめちゃくちゃ面白くて、といっても、その時に観た内容とか全然覚えてないんだけど、それでも面白かったっていうことは強烈に覚えていて、間違いなく一番思い入れのある作品なんです。だから、推しもあの映画が好きなんだって嬉しくなっちゃって。推しとは同い年なので、そういう意味でも近いところがあるんでしょうね、うん。とりあえずその日を境にパチンとスイッチが入ったんですよね。

それで、次の土曜日にたまたま新聞のテレビ欄を見ていたら、その日が『怪盗キッドVS京極真(前編)』の放送日だと分かって、見てみようと思ったんです。実は、この日まで私は京極さんのことを全然知らなくて、今年の映画が怪盗キッドと京極さんのダブルメインだということもその時に知りました。本当に何も知らなかったんですけど、アニメがすごく面白くて、これは来週も見なきゃいけないなって思って。それで、1週間後に後編も見たら「もうこれは映画を観に行くしかない!」って思うくらい、怪盗キッドと京極さんの対決にワクワクしたし、とにかくコナンが見たい!読みたい!って状態になりました。

今までいろんな沼にひとりで勝手にハマってきたので、誰かに何を聞くこともなく突き進んでしまうんですけど、今回もそのパターンでした。あんまり大きな声で言えないけど、まずは情報収集には某動画サイトをひたすら漁るところから始めるんですよ。あとは、ググる。シンプルだけどそれが一番。で、だいたいどのくらいどこに課金したらいいかな〜ってのを見定めていくって感じなんですけど、今の段階でまだ踏ん切りがつかない部分もあるので、最低限の出費で済んでいます。誰も読んでないと思うけど、もしコナンが好きな人がこれを読んで「ここは課金しとけ!」ってのがあれば、ぜひ教えてください。個人的に、一番継続的に確実に『名探偵コナン』というコンテンツに課金できるのは公式アプリのプレミアムクラブなんだろうなって思うんだけど、どうなんだろうか。どこから課金するのが正解なんだろうか。

で、話は少し戻るんですが、さらに私がどれほど何も知らなかったかというと、新一が蘭ちゃんにロンドンで告白したということも知らなかったんですよね。そこからつながって修学旅行で付き合う、という流れになったのもここでやっと理解。いや、ほんと、1ヶ月ちょっと前の私、何も知らないにも程がある。新一と蘭ちゃんの関係性も「幼馴染で両片想い」っていうのは分かっていたけど、それ以上でもそれ以下でもなくて、多分昔コミックスを読んでいた時は、ラブコメ要素よりもミステリ重視というか、私にとってミステリの面白さを教えてくれた作品だし、初期の頃は新一と蘭ちゃんがどうやって出会って、どうやって一緒に過ごしてきて、どんな風に想い合っているか、というところはまだ見えてなかったりして、ふたりの恋愛に共感できてなかったんだと思います。

だから、ふたりが4歳の時に保育園で出会って、新一はほぼ一目惚れで一途に蘭ちゃんのことが好きで、小学生の頃は恥ずかしさから距離を置こうとしていた時期もあったけど、それも乗り越えてずっと一緒に過ごしてきて、なのに蘭ちゃんは新一への恋心を自覚したのが高校1年生の時で、新一の長過ぎる片想い期間を経て両片想いになり、クラスメイトには夫婦認定されながらもお互い想いは伝えることができなくて、というか、それ以前にふたりで海外旅行って何事なんだよ、それはさておき、ふたりで水族館行ったり、そこで蘭ちゃんの携帯を(間接的に)壊してしまった新一は蘭ちゃんが空手の都大会に優勝したお祝いに新しい携帯を買ってあげるし、トロピカルランドでデートするし、なのにそこで新一はコナンくんになっちゃって、蘭ちゃんの家に転がり込んでからのめちゃくちゃ紆余曲折ありながらも、新一はロンドンで蘭ちゃんに告白するし、そこからまたしばらく時間が空いたけど、修学旅行で蘭ちゃんはやっと告白の返事ができて、しかもそれが清水の舞台でほっぺにチューっていうのも全部初めて知ったけど、もう、そんなの、好きじゃん!そんなの知ったら好きしかないよ!ってなって、あっという間に新たな新蘭至上主義者が爆誕しました。早かった。『怪盗キッドVS京極真(後編)』を見てから1週間も経たずにここまでたどり着いていた。我ながらすごい勢いだなって思います。気が付いたら新蘭を求めて特製コミックスの『ロマンチックセレクション』を全巻一気に買っていました。私は青山先生が描くラブコメが好きなんだと思います。そこの境地にようやく達しました。こうして、私にとってコナンはもうミステリだけでなくラブコメでもある、贅沢な作品になりました。

それからはもう毎日新一と蘭ちゃんが付き合っているという事実を噛み締めながら幸せに過ごしております。ふとした瞬間にも考えちゃうくらい、ふたりのことが本当に大好きになりました。

ちなみに、今年の映画は3回観ました。コナンカフェも2回行きました。良いタイミングで好きになったのか、それともそういうタイミングだからこそハマったのか。どちらにせよ、毎日楽しいからそれが一番です。

またコナンのことで書きたいことがたくさんある時はブログに書きますね。