私と彼らのあした

気分はまるで走るジェットコースター

アニメ『ドリフェス!』1stシーズンを見ました。

控えめに言ってサイコー超えてる。

アニメ好きだと公言してはいますが、物心ついた時からしっかりと最初から最後まで見たアニメって実はないんですよ。あんなに一生懸命見ていた『おそ松さん』も全話は見てないし、あんなに大好きな『ラブライブ!』も見てない回の方が多いです。『忍たま乱太郎』も毎日見るのは無理だと最初から諦めているし。なので、『ドリフェス!』が実質私にとって最初から最後までしっかり集中して見たアニメになりました。年々ドラマやアニメを集中して見ることが苦手になっているのですが、全く集中が途切れず、とにかく次が早く見たい!となったアニメは、本当にこれが初めてだと思います。

通常の生活を送りながら3日間で12話見たのはさすがに自分でもびっくりしています。ド!にハマった話をこのブログに初めて書いた時、多分3話くらいまでしか見ていなかったと思うのですが、あっという間に見終わりました。続きが気になりすぎて夜も眠れず、朝も早めに目覚めて大変でした。朝から3話分見てから出社したの、冷静に考えたら意味が分からない。よく生きていられたなって思うけど、それくらい楽しかったし、日々の生活の辛さも忘れるくらいハマり込んで見ていました。

トーリーはとてもシンプルです。主人公がひょんなことからアイドルになって、仲間と出会い、ぶつかりながらも絆を深めてデビューを目指す、というものです。「ありがちなストーリーだな」と思われるだろうけど、だからこそ、物語として面白さがあると思います。シンプルだからこそ引き込まれるし、ゴールが見えるからこそ次が気になる。矛盾しているようだけど、分かりやすさの中に深みもあって、楽に見れるけれどつい集中してしまう作品なのです。

そして、登場人物が個性豊かで魅力的。圧倒的主人公力と純粋な心が周りを巻き込み良い変化を引き起こす天宮奏くん。子役出身でクールだけど情熱を心の内に秘めていて真面目故にちょっとズレているところもある及川慎くん。プロ意識が高くストイックだけど面倒見のいいリーダー佐々木純哉くん。秀才で控えめだけどダンスは誰にも負けないスイーツ男子な片桐いつきくん。とびきりキュートで天真爛漫な天才肌の沢村千弦くん。DearDreamのメンバーはこの5人。性格がバラバラだからこそ起こる化学反応が面白くて、自分たちの夢のためなら努力を惜しまないど根性アイドルっぷりが自然と応援したくなる子達です。そんなDearDreamのライバルがKUROFUNE。自分の作る音楽に絶対の自信を持ちアイドルとしても自分を貫く黒石勇人くん。子役時代に負った心の傷が癒えず立ち止まったままだったところを勇人に救われ再びステージに立つことを選んだ風間圭吾くん。この二人のエピソードはまだ表に出ていないところが多いですが、オーラがあってとにかくかっこいい。もっと二人のことも知りたくなってきます。それぞれのキャラクターがしっかりしているからこそ、「この子ならこんな時こう言うよね」とか「この子ならこんな時こう考えるよね」っていう、言動や思考に矛盾がないんです。だけど、たまに「こんな一面もあるのね」という新たな面も見せてくれるから、ますますみんな素敵に思えてきます。

魅力を語り始めたら止まらないですが、何より一番良いなって思ったのは、ドリフェス!というアニメはずっと底抜けに明るいところです。それぞれ過去を抱えていたり、悩みがあったりしますが、それでも基本的にずっと明るい。もちろん物語の深みとしての闇っていうのはあるのかもしれないけれど、明るい物語を見ていると元気になれますよね。どんな感情の時も、このアニメを見ると元気になれる。それが最大の魅力だと私は思います。

ここまでいろいろ語りましたが、ここから先はネタバレを含むアニメの感想を書きます。アニメを見てない人はぜひ見てから帰ってきてくれると嬉しいです。少しだけ読んでみて気になったらアニメを見てみるってのもいいです。とにかくアニメは見てほしいんです。まあ、とりあえず私が感想を書きたいだけなので、細かいことは気にせず読んでいただけたら幸いです。

 奏くんがスカウトされて初ステージまで、いきなり怒涛の第1話。あまりに急展開だけど、そのテンポの良さが勢いをつけてどんどん次に進める気がします。とりあえずステージに立ってパフォーマンスをする奏くんだけど、まだ何が何だか自分でもよく分かっていないはず。その奏くんが少しずつアイドルとして成長していく速度と視聴者がこの世界観を理解していく速度はだいたい同じだと思うし、スピード感のある展開でも全然置いてきぼりにならない。ダラダラとしたストーリーよりよっぽど良いと思いました。第1話で歌う曲がグローリーストーリーなのも良いと思う。どうでもいいけど、私はヴァンパイアロードの奏くんがとても好き。ところで、レジェンドアイドル三神さん、バイト中の奏くんをずっと見ていたり、突然車に連れ込んだり、正直ヤバいけれど許せるのはやはり安心と信頼、日本中の女子をお世話していることでお馴染みのCV.森川智之だからだろうか。

2話と3話で奏くんが一匹狼だった慎くんと親しくなります。2話ではまだ奏くんが慎くんのスゴさに気付くだけという一方通行な感じですが、3話で慎くんも奏くんに心を開いてくれて、この二人のエピソードが丁寧に描かれたのが良いなあと思いました。慎くんはクールだし、おそらく純哉くんたちもずっと誤解していたんだろうけど、本当は周りのことをよく見ているし、人の良さを素直に褒めることができる人。第1話の最後で奏くんのことを「なかなかだな、アイツ」と言うのも慎くんの本質が表れている部分だと思います。そこを視聴者にしっかり伝えることで慎くんというキャラクターがより魅力的に見えるし、内面の部分が伝わるようになっていたように感じます。実際、私も第3話以降から慎くんがどんどん愛おしくなってきて、無意識で「慎くんかっこいい~」って声に出しながらアニメ見てました。

第4話で奏くん、慎くん、純哉くんがトラフィックシグナルというユニットを組み、3人でデビューを目指すことになります。純哉くんがアイドルを目指すきっかけが明かされるので、実質純哉くんメイン回なのかな、と思います。ここでは、慎くんが完全に奏くんを認めて味方になってくれる一方で、仲が良かった訳ではないけれど、付き合いが長く以前から一緒にステージに立つ機会が多かった純哉くんのこともしっかり理解していて、二人の間を取り持ってくれるところがあって、トラシグが良い雰囲気になっていった気がします。ユニットが最初から上手くいく訳がない、だけど、最初から分かり合えないと諦めずに向き合うことの大切さを思い知るし、その過程を経たからこそ、トラシグの結束がより深まる回になったのではないかな、と思います。個人的には回転寿司屋のシーンの雰囲気が好き。

第5話は胸キュンバラエティに出演ということで、特に大きな展開はなく、物語の箸休め的な回です。ここで初めてトラシグといつきくんとチヅが5人でお仕事をします。普通にバラエティ番組を見ているような感覚で見れる回なので、そういうのも面白かったです。純哉くんが奏くんをフォローする場面では、頑なだった純哉くんが少しずつ奏くんのことを認めつつあるのかな?という雰囲気になるところが、トラシグのユニットとしての成長を感じさせてくれます。

第6話はチヅメイン回。チヅの双子の兄である唯弦くんが登場します。何がすごいってCV.代永翼の強みがすごい。個人的には代永さんの声を聴いて、私がいつきくんとチヅに感じていた愛おしさは『Free!』の怜ちゃんと渚くんに感じる愛おしさと似ているということを自覚しました。身長差のある同い年コンビが好き。実は天真爛漫なチヅが心に痛みを抱えていたことが明らかになって、一気にストーリーの深みを感じる回でした。それと同時に、チヅとユヅがお互いに抱えていた思いを奏くんのおかげで伝えることができて、二人の間にあった深い溝が少しずつ埋まっていくところが、ド!らしい明るさだな、と思いました。実際、なかなかすぐには仲良しに戻れる訳ではないけれど、本当はお互いがお互いのことを今でも大切に思っている、ということが伝わる良い場面で、そういうところがますますこのアニメが好きだな、と思える場面でもありました。

第7話ではとうとうライバルのKUROFUNEが登場します。勇人と圭吾の出会いから二人がKUROFUNEとしてステージに立つまでがメインの回ですが、トラシグとしても重要な回になります。ドリフェスの前哨戦であるバトルライブが開催され、ここで優勝したユニットがデビューに最も近いと言われていることから、トラシグはバトルライブでの優勝を目指します。そこに突如現れたKUROFUNE。彼らは圧倒的なオーラで一気に観客を味方につけ、バトルライブで優勝。トラシグは挫折を味わうことになります。やっと軌道に乗り出したトラシグが再びぎこちなくなる一方、KUROFUNEの勢いは増していくばかり。はっきり言って予定調和なストーリー展開ですが、不思議とますます今後が気になって次が早く見たいと思わせられるんですよね。というのも、ここまでの話でトラシグがアニメの視聴者を完全に味方につけているからだと思うんです。トラシグを応援したいという気持ちが加速していくにつれて、ストーリーにもハマり込む。最初から良くできているアニメだな、と思っていましたが、この回でさらにそう思うようになりました。ところで、圭吾は登場シーンでいじめられていたので、か弱いイメージだったのに、実は結構身体仕上がっていたので笑ってしまってごめんなさい。

第8話は神回です。いつきくんメイン回であり、DearDreamが結成される回でもあります。KUROFUNEの襲来により挫折したトラシグでしたが、いつきくんとチヅも入れて5人で活動したらいいのではないか、という話になります。しかし、いつきくんはデビューもしたいけど大学に進学もしたいと思っていて、そんな自分はアイドル一筋な純哉くんに中途半端な奴だと思われているのではないかと思い、その場を離れてしまいます。だけど、純哉くんはアイドルも勉強も頑張るいつきくんにこれ以上無理をさせたくないと思っていて、この二人のお互いを思い合っているからこそのすれ違いがもどかしくて仕方ありません。そして、いつきくんが自分の本当の気持ちに気付き、それを純哉くんに伝える場面は、後世に語り継がれる名シーンと言っても過言ではありません。それをきっかけにDearDreamが結成されて、新たなスタートを切るのですが、この一連の流れが本当に泣ける。このシーンのために多くの人に『ドリフェス!』というアニメを見てほしいと本気で思っています。よろしくお願いします。第8話は神回です。あと、純哉くんが自分よりも背の高いいつきくんの頭をわしゃわしゃするのたまらんと思ってたら、最後はそれをやめて胸をポンと拳で叩くの良過ぎて軽率に惚れた。

第9話ではDearDreamとして活動を始めたものの、KUROFUNE人気のせいでステージに立つチャンスに恵まれない5人。それなら自分たちからチャンスを掴もうと全国行脚をすることになります。しかし、地方ではまだDearDreamの認知度が低く、ファンもなかなか集まりません。前途多難と思われた全国行脚ですが、自分達でチラシを配ってお客さんを集めたり、それぞれの土地に合わせたMCを取り入れたりして、少しずつ周りを巻き込んで盛り上がっていくようになります。そもそもディアドリちゃんはみんなオーラがあるし、人を元気にする魅力があるけれど、それに気付いていない人にも自分達から発信していく姿勢が素敵だと思いましたし、だからこそ応援したいって思わせられます。何だかこの回はやたら脳裏にボイメンがチラつく回でした。彼らも周りを巻き込む才能に優れている人達なので。チラシ配りや土地に合わせたMCネタも彼らと重なる部分でもありました。やっぱり私ってそういう努力を惜しまない根性がある人達が好きなのかも。ドリカタイムで画面4分割になるところ、セーラームーンの内部戦士変身シーンっぽさあって良きかな。この回から歌唱シーンに使われているモーションキャプチャがDearDream本人達のものになっています。ダンサーさんの踊るお手本のようなダンスとは違う、それぞれの個性が見えるシーンになっているのでそこも注目してほしいところです。

第10話ではドリフェス直前の大波乱。純哉くんに海外で憧れの三神さんと同じレッスンを受けられるというチャンスが訪れます。このチャンスを逃したくない純哉くん。純哉くんを応援してあげたいけどやっぱり納得できない奏くん。ディアドリちゃん達は徐々にギクシャクしていきます。どっちの気持ちにも共感できるし、チャンスが訪れるタイミングというものは予想ができないという難しさも分かるし、とても苦しい回ではありましたが、この一件でますますDearDreamのユニットとしての絆が強くなり、この5人でデビューしたいという気持ちもより強まったと思います。気持ちをぶつけ合うシーンは泣けます。本当に良い話だなこのアニメ。

第11話ではドリフェスに向けてDearDreamのオリジナル曲を作ろうという話になります。普通ドリフェスでルーキークラスのアイドルが歌うのは先輩達のヒット曲。オリジナル曲なんて前代未聞です。だけど、そこでオリジナル曲を歌えば自分達にしかできないステージができるのではないか。そう考えた5人は全国行脚の時に偶然出会ったSHIGEさんに作曲を頼みに行ったり、慎くんが良い歌詞を書けるようにいつきくんの家にお泊まりしたりします。それにしても、SHIGEさんの無茶振りに即座に答えるディアドリちゃん優秀過ぎでは。いくら本気を見せたいとはいえ、あれほど動けるのすごい。生活力のあるアイドルは推せる。そして、なかなか歌詞を思い付かない慎くんが苦悩する姿、それを支える4人。まさにユニットとしての結束力を感じる場面でとても好きです。慎くんがあれほどに苦労しているところは珍しいので、ますます愛おしさが増したよね。純哉くんの何気ない一言がヒントになって歌詞が完成するんだけど、そういうことをサラッと言える純哉くんがかっこいいし、さすがリーダーと言うべきか。ユニットのことをしっかり考えてないと出ない言葉だな、と思いました。本当にDearDreamって良いユニットだな。その一方で、実はライバルのKUROFUNEもオリジナル曲を用意していることが発覚してこの回は終わります。

そして、いよいよ最終回。ドリフェスの開幕です。しかし、いきなり不穏な雰囲気。なんと本番前に奏くんの姿が消えてしまいます。一体どうなるDearDream!?いつも思ってたんだけど三神さん以外の三貴士のメンバーのことも、ユヅ以外の印Show派のメンバーのことも気になる。「僕達は写実派じゃない!印Show派だ!」っていう名乗りが最高。ところで、三貴士にトニセンみを感じるのは私だけでしょうか。KUROFUNEのパフォーマンスは本人達のモーションキャプチャじゃないのが残念だな。2期ではそうなるのかな。勇人がどんな目的で音楽をやっているのか、誰に何を伝えようとしているのか、というところがまだ謎なので、その点に関しても2期が楽しみなところです。KUROFUNEも本当に魅力的で、彼らがディアドリちゃんのライバルで良かったな、と思います。改めて奏くんは人が良過ぎるし純粋過ぎる。ディアドリのメンバーは多分そういう奏くんだから良いと思っているし、ずっとそういてほしいって思っているんだろうなって思います。ディアドリちゃんが迷子に笑いかけて光が放たれる瞬間、やっぱりこの子達って隠しきれないオーラがあるんだよな、と思いました。アニメの演出ではあるけれど、説得力がある。そして、何と言っても『PLEASURE FLAG』が最高に良くて泣ける。今までのディアドリちゃんの全てがギュッと詰まった楽曲で、本当に素敵な曲です。元々この曲がきっかけでDearDreamにハマった私ですが、アニメを見たことでますます思い入れのある1曲になりました。

感想を書き出したら止まらなくなってもはやこれは感想なのかすら分からない文章になってしまいましたが、ここに書いてあること以外にもたくさん良いシーンがあるし、語りたいことはまだまだあります。1回通して見た後、また見たいと思えたし、もう何度も見返しています。本当に良いアニメです。とりあえず少しずつBlu-rayも買っていきたいと思います。初めて円盤が欲しいと本気で思ったアニメです。手元に残しておく価値のあるアニメだと思います。ドリフェス!に出会えて良かった。ありがとうDearDream。

という訳で、すっかり骨の髄までドリフェス!にハマっています。これからもドリフェス!についていろいろ話せたらいいな、と思っていますので、お付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。