私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

『プライムーン』の配信を見てから約1年経ったので思い出を振り返ってみた

私がプライムーンとGS382に心を奪われてから約1年が経ちました。 

omguyz.hatenablog.com

昨年の今頃といえば、まだワクチン接種の目処も立っておらず、ただ福岡の地から彼らへ想いを馳せることしかできず、あまりの悔しさに泣いていました。


泣いていた、と言うと比喩表現だと思われるかもしれませんが、本気泣きです。本気と書いてガチです。母に「どうしても観たいステージあるのに行けないのがつらい」と話していたら、ポロポロと涙が出てきたんです。きっと一番泣きたかったのは(当時)28歳の娘にそんな理由で突然泣かれた母ですよね。情けない。とはいえ、その時すでに遠征を自粛し始めて1年が経とうとしていたので、結構我慢の限界が近付いていたのだと思います。


しかし、家族や職場に迷惑をかける訳にはいかないので、引き続き自粛するしかなかったのですが、そんな私を救ってくれたのはドルステを応援している皆様でした。毎日のように細かいレポを書いて彼らの様子を伝えてくれる方や素敵なイラストで目を楽しませてくれる方。それだけではありません。今まで茶の間でひっそりとドルステを楽しんでいた私にも優しくお声掛けしてくれる方がたくさんいて、初めてドルステの話ができるフォロワーさんができました。


今思えば、数年前に『プレゼント◆5』と出会った私が書いたブログを見つけてくれた方々に勇気を出して「ありがとうございます」と伝えていれば、もっと早くドルステの世界へとしっかり足を踏み入れられたのかもしれません。そしたら、もっと違う世界が見えていたのかもと思うと、なんてもったいないことをしたんだと思いますが、もう過去のことなので仕方ありません。


そんな訳で、とりあえず今できることをやっていこうと思いまして、『プレゼント◆5』シリーズで立ち止まっていた私は『CHaCK-UP』『アンプラネット』を順に見ることから始めました。プライムーンに出会っていなかったら、動画配信サイトで見れることすら知らなかったと思います。「ここで見れるよ!」と教えてくれた皆様、本当にありがとうございました。おかげさまでドルステへの解像度がグッと高まり、『プライムーン』を初めて見たときよりも更に理解が深まりました。過去作を知らなくても楽しめるのがドルステ、だけど、知っていたほうが絶対にもっと楽しい。それを実感することができました。


そんな訳で、地方にいながらそれなりに充実したドルステ生活を送っていた私ですが、どう足掻いても叶わないことがひとつだけありました。それは『ドルステップ』のコラボドリンクやフードを食べることができないということです。毎日パセラに通いまくるフォロワーさん達を見守りながら「私の胃袋だけでもパセラに連れて行きたい」と何度思ったことか。そして、いざファンミーティングが実現して、ワクチン接種が済んでいたとしても、ドルステップに貢献していない私は会場に行く資格がないんじゃないか。そんなことを考えていました。実際、お題箱に「金落としてないなら黙って欲しい」というメッセージが来た時は「いや、でも、通販でそこそこの金額のグッズ買ってますけど?」と思いながらも、一生懸命ファンミを実現させようとひたすらパセラに通っている皆様のことを考えると何も言えずにいました。まあ、言い返したところで生産性はないと思って黙りを決め込んだとも言う。それはさておき、そんな私にも突然チャンスが舞い込みました。というのも、早々に完売したチョコクランチが再入荷するというタイミングで、フォロワーさんから「代購しましょうか?」と提案していただいたのです。ありがたくお言葉に甘えさせていただきましたが、ただでさえ嵩張るチョコクランチをいくつも買ってもらって梱包・発送してもらうだけでも大変なのに、コレクションカードもコンプリートした状態で同封していただき、更には「Twitterで購入するか迷ってると書いていたから」と畠山遼くんのカレンダーまで一緒に送っていただいてしまいました。なんて優しいんだ。あまりの感動で全私がスタンディングオベーション。実はまだそのフォロワーさんとは直接お会いしていないのですが、わざわざお礼を言うだけのために「会いたいです」と言うのも気が引けてしまって、でも、きちんと感謝の気持ちをお伝えできていないのもずっと気になっている次第です。何だかずっと片思いしている気分なので、気が向いたら次の季節にはぜひ会っていただけると嬉しいです。


その後、通販でドルステップ対応商品としてプリントクッキーの販売もあり、ありがたいことに地方に住みながらもドルステップに貢献する機会を得ることができました。これで私もファンミーティング申込の際に後ろめたい気持ちをせずに済みました。ありがとうございました。さすがパセラ!最高!愛してる!


話は戻って、千秋楽。コロナ禍でなければ『プライムーン』の配信はなかったかもしれないし、そしたら私は彼らを好きになる機会を逃していたかもしれない。そう考えるようにしたら、その頃には少しだけ前向きに彼らを応援できるようになっていました。通販で買ったマラカスとリングライトをしっかり用意し、画面の前で思いっきり楽しみました。家なので声も出しました。訓練されたマラカスの音色もまた良いものではありますけど、やはり現場に生の声がないのは寂しいものですね。


それから、プライムーンとGS382の両A面シングル『Music Fighter/まほろば』がリリースされました。CD購入者から抽選でアイドルのお友達とお話しできるオンライン特典会もありましたが、私は申し込み方が下手過ぎて全部落選しました。そういうとこあるよね。ちょっと悔しかったですが、今思えばそのタイミングではまだ上手く話をすることができなかっただろうと思います。お手紙を書くのが精一杯ですね。最近はお手紙すらサボっていますが。そろそろ書かねば。


その後、CDリリース記念ライブも開催されましたが、例のごとくワクチン未接種だったのでイベント応募に必要なシリアルナンバーはフォロワーさんにお譲りして、大人しく配信を見ました。全公演配信してくれてありがたかったです。プライムーンの「好きさ君が好きさ」で震えました。このときはシリアルナンバーをお譲りしたフォロワーさんにグッズを代購してもらうことになったのですが、ランダムブロマイドを全て揃えてもらうという、とてつもなく図々しいご依頼をしてしまい、かなり手間をおかけしました。後日、チケット特典のTシャツと共に届いたグッズはまさに圧巻の一言でした。そのフォロワーさんとはクリスマスライブでチケットをお譲りいただいたり、P.P.P222では連日何かしらの形でお会いしたり、何度か顔を合わせていますが、思い返せばしっかりお礼を言えていなかった気がします。反省。次の季節には美味しい福岡土産を用意しておきますね。


季節が変わって、夏。私は思いがけずドルステ現場よりも先に、アイドルのお友達が出演する舞台を観に行くことになりました。大野紘幸くんが出演したミュージカル『テニスの王子様』の熊本公演です。県をまたぐ移動にはなりますが、仕事で熊本に行く機会があった後だったこともあり、感染対策を徹底した上で遠征することにしました。4公演入ったわりに舞台を観るだけでなく、熊本城などを観光する時間も取れて、とても充実した時間を過ごせました。やっぱり私の人生にはエンタメと旅行がないとダメだと改めて感じた遠征でしたね。


そして、待ちに待った次の季節。2度のワクチン接種を済ませた私は、とうとうドルステの現場にデビューすることになりました。9月に行われたファンミーティング『P.P.P219〜Prime Packish Party〜』。前述したドルステップ5000オーダー達成のご褒美イベントです。バトゥール東京という結婚披露宴でも使用されるような会場で開催されるとのことで、当たり前のようにドレスアップしているファンの皆様に囲まれ、私もレンタルした青いドレスに身を包んで向かいました。実は現場にヘアメして行くの初めてだったんですよね。Hey!Say!JUMP育ちのオタクとしては珍しい人種かもしれない。この歳になってもまだ初めての体験ができるとは、ドルステが私の人生に与えてくれたものの多さよ。ヘアメイク専門店のスタイリストの方々の手際の早さに感心しました。それはさておき、ファンミですよ。今までずっと画面の中だけで見ていた人達が目の前でパフォーマンスしている姿を見れるなんて、言葉では言い表せないほどの幸せでした。特にアキラくんと要様はもう二度とお会いできないかもしれないと覚悟していたので、まさか令和の時代になって実現するとは思いませんでした。本当に生きていてよかった。お取引の際に「初めてのドルステ現場です」とお話しすることもあったのですが、皆さん「良かったですね!楽しんでくださいね!」という感じで優しい言葉をたくさんいただけて、それもまた嬉しかったです。


11月は『プライムーン』の8K上映会に行きました。大きな画面で見る高画質の『プライムーン』、何だか今まで見ていたものとは違う新鮮さを感じて面白かったです。まあ、配信も円盤化もされていない公演ですが、それはそれ。サイズ感が劇場に近いので、映像だけどリアルな現場の雰囲気を味わうことができました。アムティアボーイズ(2日目は畠山遼くんも来ました)のトークショー応援上映も面白かったですね。なんなんだろう、あの人達の異常なオモロは。ずっとゲラゲラ笑っていた気がします。アムティアボーイズのペースに巻き込まれつつ、いつも優しく彼らを見守っているであろうお兄さんな遼くんの様子もほっこりしました。あと、初めて現場でフォロワーさんにお会いできたんですよ。というか、私が騒がしくツイートしていたので、気を遣ってお声かけしてくださったんだと思いますが、構ってくださった皆様には本当に感謝と嬉しい気持ちでいっぱいでした。後々「私って面倒だな」と自己嫌悪には陥りましたけども。もっと自然に「会いたいです」って言えるようになりたいものです。


またも季節は巡り、冬。12月といえばクリスマスライブです。というわけで、『GS382-暁の章-』が私にとって記念すべき本公演デビューとなりました。やはり本公演となると、今までのイベントとはまた心待ちが違いました。なんて言うか、めちゃくちゃ気合い入りました!まだ謎が多かったGS382の結成秘話に加え、『キリコとななみ』というコンビが現れたり、イワミンが全てをかっさらっていったり、とにかく感情が忙しい。SVA女子たちも最高でしたね。個人的には初めてアキラくんに団扇をいじってもらったので嬉しかったです。そして、クリスマスライブに合わせてお馴染みのドルステップはもちろん、なんと『アイドル喫茶オレンジ』が期間限定オープン。これはリボンの皆様も感慨深いものがあったと思います。私自身も遠征中は毎食のようにお世話になりました。アキラくんの出勤日はことごとく外して落ち込んでいましたが、撫子男子とW内田がご来店されたときには偶然居合わせてしまうミラクルがあり、結果オーライだったのかもしれません。本公演を通じて声をかけてくれるフォロワーさんが増えたのもありがたかったです。ようやく本物のドルステ民になれたような、ここに私がいていいんだなって少しだけ安心できたような、そんな気分でした。そうだ、念願のドルステップもできて良かったです。毎日大量のドリンクをホテルに持ち帰って飲む時間が最高に幸せでした。


さて、ついに直近の話ですよ。バレンタインイベント『P.P.P222〜Prime Poetical Party〜』にも行きました。私は10公演中8公演を現地で見たのですが、もうあっという間でしたね。駆け抜けたって感じです。とにかく濃い。チョコより甘いどころの話ではない、盛りだくさんのステージでした。クラブeXはプライムーンにとって始まりの場所。そこで『エキゾチックラバーズ』を歌う姿を見れたことに大変感激しましたが、当時のことを知っている方々の気持ちは計り知れません。それから、歴代のアイドル達が全員ではないとはいえ、これだけの人数揃ったのもすごいことですよね。未だに夢を見ていたのではないかと思ってしまうくらい、贅沢な時間でした。何より見たいと思っていたものがたくさん実現されました。特に私が嬉しかったのは、GS382とアキラくんによる『花鳥風月』です。いつかカバーしたものを音源化してもらいたいと思うほど似合っていました。4人のパフォーマンスを見ていると「師匠にもお揃いの衣装を作ってくれてありがとうございます」という気持ちになりました。それから、ゲストのアルスマグナさん。失礼ながら存在は知っていたものの、詳しいことは何も知らない状態だったのですが、とにかく楽しかったです。たくさん盛り上げてくださってありがとうございました。


改めて振り返ると密度が濃い1年間でした。1年間と言いつつ、その半分以上の時間は現場に足を運べなかったので、そう考えると体感以上にめちゃくちゃ濃厚です。これから先の1年間がどうなるのかまだ分かりません。だけど、5月には新作公演が決まっています。ドルステップのファンミーティングも夏にある予定です。楽しみは尽きない予感がしています。そうあってほしい。だから、私はこれからも全力でドルステを楽しんでいこうと思います。


勢いで書き始めたらまとまりのない文章になってしまいましたが、とにかく今の私はドルステを好きで良かったと思ってるし、これからもそうだと思っています。困難なご時世が続いていますが、プライムーンとGS382に生で声援を送れる日が来ることを願って、それまで精一杯マラカスを振り続けたいと思います。