私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

〇〇で浪費する女

『浪費図鑑』を買いました。

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

 

 同人誌版も持っていますが、追加された内容も結構あると聞いて購入。というか、実は『悪友』シリーズは全部持っているので、「買わなきゃいけない!」という使命感に駆られたところもあります。「全部買わなきゃ」という衝動、身に覚えがあり過ぎるんだけど、これってもしかしたら推しのグッズ買い占める感覚と一緒?私は劇団雌猫さんを推しているのか?

さて、浪費図鑑を読みながら思ったのが、それぞれ「〇〇で浪費する女」というタイトルが付いていますが、私は一体何で浪費する女なんだろう?ということでした。一般的に見たら、私はおそらく浪費している女なのだろうし、自覚もしているけど、何で浪費しているか、というところは意外と自分でも分かっていないな、という印象。

とりあえず私は客観的に見たら何のヲタクに見えるのだろう、というところから考えようと思い、得意のTwitterアンケートを実施しました。こんな自己満足感バリバリのアンケートに協力してくださったフォロワーの皆様、本当にありがとうございます。ということで、結果はこちら。どん。

思っていた以上に圧倒的にボイメンでした。ボイメンにハマってからはまだ1年ちょっとで、おそらくフォロワーさんのほとんどはその前からフォローしてくださっていると思うんですけど、たまたまボイメンを好きになった後にフォローしてくださった方が多めに投票してくださったのかな。でも上手い感じに分かれてて面白かったです。

では、この結果を参考にしながら、ここからは私が何で浪費している女なのか考えていきたいと思います。

ボイメンで浪費する
私がボイメンを好きになったのが2016年4月なので、1年半が経ったところです。まだ1年半なのか、もう1年半なのか。個人的には、好きになって3年は新規だと思っているので、まだ1年半という感覚ですが、その間にシングル2枚、アルバム2枚、映画『BOYS AND MEN〜One For All, All For One〜』公開、武道館ライブに47都道府県ツアー、と結構ボリュームのある出来事も多く、かなり濃い1年半となりました。私が好きになった時には「レギュラー10本以上」と言っていたのが、今や「レギュラー20本以上」ですから、単純に彼らの仕事量も増え、活躍の場も増えてきたと思います。最近では全国区のバラエティー番組にも呼ばれるようになってきて、知名度も少しずつ上がってきたような気がします。とはいえ、彼らはあくまでも『名古屋の町おこしお兄さん』。相変わらず名古屋での地域に密着した活動が主たるものとなっています。

そんなボイメンで「浪費する」といえば、やはり『特典会』だと思います。特典会とは、グッズやCDを買うと、2ショット撮影会や握手会に参加する権利を得られるというものです。CDのリリースイベントならCD代のみですが、ライブ会場で行われる特典会の場合、チケット代の他にグッズを買う必要があります。イベントごとに違いはありますが、だいたい1000円で握手1回、3000円で2ショット1枚の特典が得られます。1年半で撮影した2ショットの枚数は45枚、握手した回数は19回なので、単純計算すると、特典会に約154,000円支払ったことになります(研究生、祭nine.を含む)。その中で、推しメンである本田剛文くんとの2ショットが31枚、握手が19回で、全体の約7割を占めています。ちなみに、私が今まで特典会に参加した回数は17回、そのうち彼らの本拠地である名古屋でのイベントは5回。あ、意外と少ない。地方民の私が名古屋でのイベントに参加するということは、イベントにかかる費用に加え、交通費や宿泊費といった旅費が発生します。名古屋への遠征が増えた分、出費も増えました。ボイメンの場合、名古屋が拠点なので、私のような正真正銘地方民って人だけでなく、普段は遠征の必要がない関東の方も地方民扱いになるのが面白いところだと思います。ちなみに、単純にCDを複数枚買った話をすると、去年発売したシングル『YAMATO☆Dancing』は全12形態で29枚購入、今年発売したシングル『帆を上げろ!』は全4種形態で18枚購入しました。しかも、iTunesで予約すると、ここでしか見られない特典映像が見られたりするので、CDを積んでいるにも関わらず、さらにiTunesで購入したりもします。とにかくボイメンのヲタクはCDを買いまくって、ひたすら周りに配る。CD配布もヲタ芸。そういう印象です。私も『帆を上げろ!』を絶賛配布中なので、私と会う人はとりあえずもらってあげてください。

ジャニーズで浪費する
ジャニヲタになって10年以上が経ちます。最近はあまりジャニヲタらしい発言をしていませんが、私にとってジャニーズのある生活というのは、もはや基本的な生命活動のひとつと化しているので、いちいち報告することがない、というか、普通に好きです。息をしたり睡眠を取るのと同じレベルでジャニーズに触れています。ジャニヲタらしいところといえば、一般の人より多少ジャニーズが出ている番組を見る頻度が高いのと、コンサートに行く機会が多いのと、複数のグループのファンクラブに入っているというくらいかな。ちなみに、今はV6、嵐、NEWS、Hey!Say!JUMP、ジャニーズWESTのファンクラブに入っています。昔はインプットと同じくらいアウトプットしていたものが、今はインプットが主になっているという感じです。

ジャニーズで「浪費する」といえば、『ツアーで遠征する』ことかな、と思います。私が遠征で一番お金をかけたのは、2012年のHey!Say!JUMPのツアーです。まずツアーより先にGWに横浜アリーナで行われた単独公演に遠征しました。その後、横アリとほぼ同じセットリストで行われたツアーで名古屋に遠征し、2公演入りました。ちなみに、地元の福岡でも1公演入っています。同じツアーで4公演入ったのはこの時だけで、しかも唯一チケットに積んだのもこの時だけでした。まあ、積んだと言っても3000円増くらいだったとは思いますが。最近は1ツアー1公演入れたら十分で、だいたいツアーが回ってくる福岡に住んでいるので、遠征の必要もありません。最後に遠征したのは、2016年に京セラドーム大阪で行われたジャニーズWESTのクリスマスコンサートです。今年入ったツアーで、唯一複数公演入った現場は、ジャニーズWESTのなうぇすとで福岡3公演。チケットは全て自前(一部交換)なので、積むようなこともありませんでした。なので、ジャニーズに使うお金や時間はそこそこあるけれど、浪費しているという感覚は特にないです。あえて言うなら、複数形態あるCDを全形態購入するとか、そのくらいですかね。数年前まで、『趣味』という項目の中をほとんどがジャニーズで占めていたので、ジャニーズにかける時間やお金もその分多かったのですが、今はパワーバランスが変わったので、一見ジャニーズに対する愛も比例して下がったように見えますが、実際はあまり変わっていない、と自分では思っています。私という人間のキャパシティーの問題もあるので、以前と全く同じとは言い切れないですが、思っているより冷めていないと思います。本当に呼吸と同じレベルでジャニーズに関する情報を日々取り込んでいますし、結構見てます。ただ、やはりアイドルを応援している限り、愛とお金は密接に結び付くものだと思うので、そういう意味では少しだけ減ったのかもしれません。浪費と言わない程度にお金を使っている、というのが現状だと思います。

アミューズで浪費する
アミューズのヲタクになってから、もうすぐ3年が経ちます。その中でも主に若手俳優推していますが、気持ち的にはアミューズという事務所そのものを推しています。私の場合、ジャニーズを好きな気持ちとアミューズを好きな気持ちは、全く別物です。というのも、ジャニはあくまでジャニーズ事務所に所属する「アイドルみんな」が好きなのであって、アミュはアミューズという「事務所そのもの」が好きだからです。例えば、ジャニヲタの皆さんに「ジャニーズ事務所は好きですか?」と聞けば、おそらくあまり首を縦には振らないんじゃないかと思います。私もジャニーズという事務所そのものはどうなのかな、と思うところが多いのですが、所属するアイドルはみんな素敵だし大好きです。しかし、アミュは事務所が大好きだし、事務所自体にとても信頼を置いています。

今回は若手俳優を軸に話を展開していこうと思うのですが、アミューズに限らず若手俳優で「浪費する」といえば、『同じ舞台を複数公演観劇する』か『グッズを複数購入する』か『プレゼントを贈る』が主になると思います。
実を申せば、私はこれらの浪費をしたことがほとんどありません。というのも、地方に住んでいるため、舞台やイベントに何度も通うというのは難しいからです。また、プレゼントどころか手紙も書いたことがほとんどありません。舞台のために遠征したことは何度かありますが、その程度では浪費とは言い難いと思います。また、若手俳優にも写真集やカレンダーのお渡し会のような接触イベントがありますが、参加したことがあるのは神木隆之介くんの写真集1冊分のみです。完全に余談ですが、吉沢亮くんの写真集お渡し会にも行こうと思っていたのですが、自分の不手際で行くことができず、大変惜しいことをしたと思っています。そういう訳で、私はアミューズ若手俳優で浪費はしていないことになるのですが、ハマった時の勢いで少しずつ集めればいいはずのグッズをあっという間に買い揃えたりするので、一気にお金を使うことがあります。これは若手俳優だけでなく、ボイメンの時もそうだったのですが、本当にハマって数日でグッズが集まり出すので、その時だけクレジットカードの支払額が異常に多いというのは結構ありました。あ、でもアミューズのヲタクになってからずっと探していた、今はもう販売していない小関裕太くん主演舞台『FROGS』のDVDとパンフレットを某フリマアプリで定価の倍くらいの金額で買ったのは、見方によっては浪費かもしれない。でも、絶版になっているものは多少プレミアがついていても仕方ないと思うし、長い間探していたものがようやく手に入って今とても幸せなので良いのです。なので、浪費とまではいかなくても、そこそこアミューズにはお金を払っているよ、という感じ。

ところが、4ヶ月ほど前から突然状況が変わってきたのです。その話については次で詳しく書きます。

ドリフェス!で浪費する
今年の6月、『ドリフェス!』にハマりました。ドリフェス!とは、「5次元アイドル応援プロジェクト」として、アニメやゲームの2次元キャラクターと声を担当して実際にパフォーマンスをする3次元キャストが連動しながら活動をしているものです。10月からアニメ『ドリフェス!R』が絶賛放送中なのでぜひ見てください。メインで活動しているユニットは5人組のDearDreamと2人組のKUROFUNE。キャストは全員アミューズ若手俳優ですが、5次元という少し特殊なジャンルなので、上記の項目とは区別させていただきました。

ドリフェス!で「浪費する」なら、キャストに重きを置いた場合、上記若手俳優と内容はほとんど変わりませんが、私は3次元から入ったにも関わらず、アニメ関連グッズの比重が大きくなっています。あまり現場に行けないからそうなりがちなのかも。単純に3次元キャストと2次元キャラのどちらも、となると、普通にアニメだけ、俳優だけという場合より出費は増えますよね。アニメやゲームにハマったことのない方にはピンと来ない話かもしれませんが、アニメグッズって信じられない頻度で新商品が出るんですよ。新作アニメじゃなくても、ですよ。しかも、だいたいクローズドパッケージ商品。つまりガチャ。キャラクターの多いアニメにハマると推しのグッズを手に入れるのも一苦労だったりします(これまで忍たまやあんスタで散々苦労してきた)。その点、ドリフェス!はそこまでキャラクターが多くなくて助かっています。そんな私ですが、ハマって4ヶ月目の現時点で関連CDは全て揃っていて、アニメ一期のBlu-rayは2巻まで購入、更にこれから発売されるCDやBlu-rayに関しても全て予約済みです。先日発売されたアニメのOPにもなっているシングル『ユメノコドウ』は、特典のポストカードを揃えるべく、1種売りにも関わらず、6枚購入しました。ちなみに、9月から12月まで毎月シングルCDが発売され、12月から3月まで毎月アニメBlu-rayが発売されるので、円盤だけですごい出費になります。基本的に箱推しというスタンスなので、グッズもメインキャラクター7人を揃えるために7つは必ず購入。あとは、ひたすら交換でコンプリートを目指します。推しが出ないからという理由でトレーディング缶バッジを必要以上に買ってしまったこともありますが。それで済む場合は良いんですけど、先日ファンミーティングで発売されたキャストブロマイドが30種売り(全員、DearDream、KUROFUNE、ソロ7種、ペア総当たり20種)、もちろんクローズドパッケージ商品というもので、まあ、30組購入しましたよね。交換を重ねてあとひとつだけ揃っていない状態なので、追加購入するべきか迷っているところです。追加購入したところで多分出ないんですけど。求む、石原富田ペア。そして、ドリフェス!はアプリゲームもあります。私はまだ課金していないんですけど、もし課金するとなるとソシャゲで浪費する、という新たな浪費の扉も開いてしまうんだな、と少し身構えているところです。あとは、年明けからDearDreamのツアーが始まるのですが、地元の福岡公演だけの予定がいつの間にか大阪と横浜にも行くことになってしまったので、また遠征で出費が増えそうです。

以上、私が『浪費』していると自覚しているものでした。他にも好きなものはたくさんあるんだけど、実際にしっかり必要以上のお金を払っているものといえばこんな感じなのかな、と思います。お金をかけてきた歴で言えば、ジャニーズがダントツなんだけど、密度で言えばボイメンなのかな。正直、たった1年半でこれだけお金を払うって長い人生の中でもなかなかないと思います。もちろん私は地方民なので遠征のために余計な出費があります。だけど、もしボイメンの活動拠点である名古屋に住んでいたら?と考えると、彼らは週末のたびに、それどころか時期によっては平日休日関係なく毎日のように何かしらイベントがあって、それを積み重ねてみたら私の遠征費なんて大したことないのかもしれないな、と思ったり。

とりあえずこれからしばらくはドリフェス!関係の出費が増えそうな気配がしているのですが、その合間を縫ってボイメンの推しメン本田剛文くんのバースデーイベントのために名古屋に行ったり、アミューズ若手俳優による年に一度の大イベントであるハンサムに行ったり、Hey!Say!JUMPのドームツアーに行ったり、ジャニーズWESTのツアーでどこに入るか考えていたり、やっぱりアレコレあります。結局私は何で浪費する女なのか、というのは決められそうにないです。決まらなくて良いんだと思います。私は「私の好きなことで浪費する女」でいたいと思います。今回は全体的にエンタメに寄っていましたが、カメラとかコスメとか興味があることは他にもあって、具体的な行動に移していないけど、いつか手を出してみたいこともぼんやりとあります。きっと、まだ私が気付いていないだけで、いつか何気なく出逢ったものに人生を捧げてしまうこともあると思うし。「とにかく楽しく生きたい」と思っているので、楽しむために多少の浪費は必要だと思っているし、常にいろんな方向に目を向けて、視野を広げていきたいと思っています。

着地点がここで合っているのか分からなくなりましたが、『浪費図鑑』をきっかけに改めて自分自身と向き合うことができて良かったです。思う存分自分語りするのもたまには悪くないかな。それでは、最後までお付き合いありがとうございました。