私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

22歳ジャニヲタ、小関裕太にハマる。

私は青春の全てをジャニーズに捧げてきた。
常にこの先待ち構える次の楽しみのために生きてきた。
寝ても覚めてもジャニーズのことが一番だった。

そんな私ですが、元々ミーハーで好奇心旺盛な性格であり、女性アイドルにハマった時期もあれば、アニソンばかり聴いていた時期もありました。
どれもこれも楽しいものばかりで、ますます私の「他の世界も見てみたい!」という欲求は高まる一方でありました。
そうなんです、単純に芸能の世界が大好きなのです。
歌やダンス、芝居を見ることがとにかく好きなのです。

もちろん、俗に言う「イケメン俳優」と呼ばれる人たちにも興味を持つこともありました。
とはいえ、せいぜいドラマや雑誌に出ていたら「かっこいい~!」と胸をときめかせる程度です。
じゃないと、そもそもジャニーズだけでもだいぶキャパオーバーなのに、それ以上他の世界で深みにはまる余裕なんてないと思っていたからです。

ところが、2014年も終わりに差し掛かった頃、衝撃の出会いを果たしてしまうのです。

彼の名前は、小関裕太。
アミューズに所属する若手俳優、現在19歳。
かつて『天才てれびくんMAX』にてれび戦士として出演し、その後、『ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン』で菊丸英二役を演じていたため、すでにご存知の方も多いかもしれません。
その他にも数々の舞台、ドラマ、CMに出演しており、改めて振り返ると私も幾度となく目にしていたはずの人物なのです。
が、しかし、その時点では、私は彼のことを全く気に留めていなかったのです。

そんな私が彼のことを初めてしっかりと認識したのは、2014年10月から放送されていた連続ドラマ『ごめんね青春!』がきっかけでした。
錦戸亮さん・満島ひかりさん主演のこのドラマ、宮藤官九郎さんが脚本を手掛けており、生徒役にはジャニーズWEST重岡大毅くんも出演していることから、放送前から楽しみにしているドラマでした。
実際、2014年最も好きだったドラマになりました。
というか、人生の中で最も好きだったドラマのひとつになりました。
好きで好きで仕方なくて、毎回涙を流しながら大声で笑いながら楽しく鑑賞しておりました。
そのドラマの中で、コスメこと村井守くんを演じていたのが、先ほど紹介した小関裕太くんだったのです。
キャラの濃い生徒の中でも一際異彩を放っていたコスメ。
気にならないわけがありません。
初めの頃は「コスメ役の子、可愛い顔してるな~」くらいの認識でした。
しかし、回を追うごとにどんどん気になるように。
そういえば、そんな頃にTwitterで『カルピスのCMのイケメンは実はコスメ!』みたいなツイート見て「おお、マジか…そこまでチェックしてなかった…」と思ったこともありました。

そして、運命の時がやってきました。
「あれ?もしかして小関裕太くんって私の好みのタイプかもしれない?」
突然、そう思ってしまったのです。
そこでインターネットで検索をかけてみると、いろんな情報が出てくるわけです。
てれび戦士だったこと、テニミュに出てたこと、確かにカルピスのイケメンだったこと、さらには中学生の頃に見ていた『ダンドリ。〜Dance☆Drill〜』でヒロインの弟を演じていたこと。
驚きの連続です。
私が今まで歩いてきた人生、きっと隣の道くらいまで視野を広げていれば、確実にもっと早く知り得た人物だったのです。
ちなみに、この時にアミューズ所属の俳優だということも知りました。

そうしているうちに、私は見つけてしまったのです。
何となく存在は知っていました。
でも、その時までは忘れていました。
アミューズの若手俳優が年末に行っている『SUPERハンサムLIVE』の存在を。
裕太くんもアミューズの若手俳優なので、もちろん参加していました。
その動画をうっかり見つけてしまったのです。
ミュージカル経験も豊富なので、歌って踊れることは予想できていたけど、完全に私の好みのド真ん中過ぎるパフォーマンスでした。
「ヤバい!これは好きになってしまう!」
気付いた頃には時すでに遅し。
もう私は完全に小関裕太くんの虜になってしまっていたのです。

そして、気付けば私は『SUPERハンサムLIVE2014』のライブ・ビューイングのチケットを手にしていたのです。
アミューズの俳優さんの中には以前から気になっている人もたくさんいますし、いずれにしろそのうちそのライブの存在に気付いていたはずなんです。
ですが、「裕太くんのパフォーマンスが見たい!」という気持ちだけでひとりで飛び込んでしまうとは…。
いつだって初めての現場というものはためらうものなのですが、この時だけは素早かった。
何のためらいもなく「えいっ!」とチケットを取ってしまったのです。

そして、2014年12月28日。
ついにその時がやってきました。
映画館に着くと、私と同じ目的であろう若い女の子たちがたくさんいます。
その時に初めて緊張を感じました。
「私みたいなド素人がいきなり飛び込んでもいいものか」
一瞬そう思ったけど、チケットを取ってしまったわけだし、何よりパフォーマンスそのものが楽しみで仕方なかったのです。
この時の話はまた後日、しっかり書きたいなあと思ってはいますが、予定は未定。
とにかく終わった時には最高潮にテンションが上がって「来てよかった!」と思ったし、「やっぱり私は小関裕太くんが好きだ!」と再認識できました。

今までもジャニーズ以外のエンタメにハマることなんていくらでもありました。
そもそも私、ハロー!プロジェクトきっかけでアイドルに目覚めた人ですし…。
なので、今回も「また来たな、私のマイブーム現象」なんて思いながら、楽しんで裕太くんの情報を漁りまくる日々を送っていたわけです。
当たり前ですが、知れば知るほど好きになります。
そりゃそうだ、蜂谷先生も「好きにならなきゃ、好きな理由は分からない」って言ってたじゃないか。
しかも、芸歴は10年以上。
自身のブログももう4年も続いているわけです。
自然と情報収集にも熱が入ります。
連日裕太くんのことばかり考えておりました。
というか、今現在までその状況が続いております。

ところで、先ほど『SUPERハンサムLIVE』の過去2年分のCDが売り切れてしまったことを確認して、ショックで打ちひしがれて泣いておりました。
タッチの差だったと思うんです。
ライブ・ビューイングに行ったことにより、やっぱり過去のCDも欲しいと思ったのだけど、その時はお財布事情が非常に切ないことになっており、すぐに注文ボタンを押さなかったのです。
後で7日以内に入金すればOKであることに気付いて、7日後には確実にお金が入ってきてる、と思ったのに、その時にはすでに『在庫確認中』の表示が。
それからずっと「まだ残っているはず」と必死に祈っていましたが、やはりダメでした。
もうこの際、再販売してもいいんじゃないか、と思うんですけど、やっぱり難しいんですかね?
ちらっと調べてみると、アスマート(アミューズの通販サイト)は在庫が残らないようにあまりたくさん販売をしないんだそうです。
とはいえ、私のように「え?なんで今更?」な時期に好きになっちゃう人だっているわけですし、少しくらい在庫を置いててくれてもいいのになあ、なんて。
そういうわけもありまして、裕太くんが2013年に主演を務めた舞台『FROGS』のDVDも手に入らないということで、なおさら落ち込みます。
なんで高校生の私はテニミュに手を出さなかったんだ。
そしたら確実に4年は早く裕太くんのことを知れていたのに。
そんな後悔を抱えながら、これから先は裕太くんの活躍をしっかり追いかけて行こう、と決めたのです。
そうです、映画の公開も近付いてきていることだし、先日はラジオドラマの出演情報も解禁しました。
ここから更に活躍の場が広がっていくのです。

「とりあえず2015年は小関裕太に焦点を合わせた生活をしていこう」

そう決心したところで、ハッとしました。
ジャニーズ以外でここまでのめり込むのは珍しいのです。
ジャニーズと出会う以前のハロー!プロジェクトに全てを注いでいた小学生の私以来です。
自分がジャニーズヲタクだと自覚して早9年。
私が『マイブーム現象』と呼んでいる現象は何度もありましたが、それでも常に一番はジャニーズである、という前提だったのです。
それがうっかり揺らぎそうになっているのです。

数か月後には「やっぱりただのマイブーム現象だった」と思うかもしれません。
だけど、もしかしたら数年後マイブームでは収まりきれなくなっている可能性があるわけです。
そのような未来がある可能性に期待と不安が入り混じった状態なのです。

とりあえずハンサムライブのCDとFROGSのDVDを再販売してくれないかなあ、なんてわりと切実に思っている今日であります。
だけど、これを思っているのは私だけじゃないかもしれないし、今までそういう前例がないってことは実現しない可能性の方が優勢なのです。
ジャニーズならわりと過去のものでも手に入りやすいですが、そうもいかない時もあるのだということを知りました。
軽いカルチャーショックです。
その他にもいくつか「アイドル文化とは違うな」と思うことがありまして、非常に勉強になる毎日でございます。
だけど、そんな世界で私も生きてみたいと思ったのです。

そして、裕太くんと出会ったからこそ、もうひとつ始めようと思ったことがあります。
それは、100円玉貯金です。
彼は毎月10日に100円玉貯金をしているということをブログをさかのぼっていくうちに知ることができました。
彼のことを応援しようと決めたのならば、そういうところも見習っていかなければ。
そういう謎の使命感が生まれたのです。
そんなわけで、今日は1月10日。
今日から私もチャリーンと100円玉を貯金箱に入れていくことに決めました。

2014年も何かと激動の日々でしたが、もっと大きな何かが待ち受けている予感がする。

そんな2015年の幕開け。

【追記】
何だか裕太くんにハマった理由をしっかり書けていないような気がしたので、もう少し詳しく書かせていただきます。

まず、『ごめんね青春!』での演技に惹かれました。
彼の演じるコスメは、身体は男の子だけど心は女の子、という非常に難しい役柄にも関わらず、全く違和感のない演技でした。
コスメがメインの回ではずっと涙が止まらず、その真っ直ぐな演技に心を揺さぶられました。
今まで数多くの作品に出演してきた彼は、演技力が高くて当たり前かもしれません。
だけど、その経験値から出てくるものではなく、彼自身の純粋さがコスメを生み出していたように思います。
裕太くん自身が真っ直ぐにコスメと向き合い、真っ直ぐにコスメを演じたからこそ、心を揺さぶる演技になったんだと思います。
だから、私は裕太くんのことが気になってしまったような気がするのです。

そして、彼のブログを読み始めてから、更にその思いが強くなりました。
独特の感性を持つ彼の言葉は柔らかく、透明なのです。
まさに『小関裕太ワールド』に迷い込んだかのようでした。
その世界に魅了され、心が洗われるような気持ちになりました。
こんなにもピュアな彼だからこそ、演技にもその真っ直ぐさが出てくるのだということが分かり、ますます興味を持ちました。

もちろん、それが全てではないと思います。
芸能人ですから、どこまで本当か分かりません。
だけど、少なくとも彼は出来るだけ自分の心を包み隠さず伝えようとしているのではないか、と感じました。
日々の中で感じた感動を、ブログでの文章や写真、演技、歌、ダンス…いろんな方法で伝えようとしてくれているように思えるのです。
だから、私は彼なりのメッセージをしっかり受け止めたいという気持ちになったのです。

言葉にしようと思えば思うほど難しいですが、私の思う小関裕太くんの最大の魅力は「純粋さ」であり、その「純粋さ」が生み出す世界なのです。

続編:続・22歳ジャニヲタ、小関裕太にハマる。 - 私と彼らのあした