私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

怪盗がお好き?

今日も相変わらず『名探偵コナン』にハマっています。幼い頃から少しずつ触れてきて、少しずつ積み重ねてきたコナンへの興味が今爆発しております。誰か私にコナンをもっと布教してほしい。

コナンで一番好きなキャラは?と聞かれたら、「怪盗キッド」と昔から答えてきました。キザなプレイボーイというのは正直言ってタイプではないのですが、怪盗キッドのビジュアルが大好きで仕方ないのです。白タキシードと風に翻るマント、シルクハットの向こうにモノクルが光って、その姿はうっとりするほど美しい。

映画の公開も迫ってきたし、改めてコナンという作品や怪盗キッドについてお勉強をしているのですが、ふと気が付いたのです。

もしかしたら、私は怪盗が好きなのかもしれない。

今まであまり言ったことがないのですが、私は『怪盗セイント・テール』が大好きです。怪盗といえば、必ずこの作品を思い浮かべます。生まれて初めて買ってもらったアニメのサントラCDもセイントテールでした。もちろん漫画は何回も読み返しています。それで、怪盗キッド怪盗セイント・テールの共通点をいくつか見つけたので、少し話したいと思います。

まず、「父親がマジシャン、母親が怪盗」という点。キッドもセイントテールも、盗みを働く際に父親譲りのマジックを活用することも共通しています。普通、怪盗というのは息をひそめるものだとは思いますが、彼らにとってはひとつのショータイムであり、マジックを披露する場所でもあるんですよね。そういう派手な魅せ方をするのも、漫画的で好きです。

「恋の相手が警察の子」という点も同じ。(快斗と青子は恋仲と呼んでいいか微妙だけど)ある意味、禁断の恋みたいな感じですよね。

唐突にセイントテールを語るんですが、この作品の一番好きなところは、ヒロインが追われる恋、というところで、しかも、その「追われる」が「怪盗として」と「恋愛対象として」の二重の意味になっているところです。「あなたに捕まえてほしい、でも、正体を知られたくない」という葛藤、ハラハラするし、キュンキュンするし、私は何度読んでも最終巻で号泣してしまいます。アスカJr.に対して、芽美でいる時とセイント・テールでいる時では、ちょっと態度が違うところも、なんかいいんですよね。怪盗でいる時のほうが大胆で小悪魔っぽいところが可愛すぎる。本当にこの作品の素晴らしさを知ってもらいたいし、語り合いたいから、みんなに読んでほしい。

怪盗キッド怪盗セイント・テールに少しだけ違う点があるとすれば、怪盗である理由なのかな、と思いますが、どちらにせよ「自分の正義」のためではありますよね。完全なる悪党ではない、というところは同じ。もちろんやっていることを全面的に正当化することはできないけど、目的を持って盗みを働く姿には、つい感情移入してしまうんですよね。

あと、また違う作品の話になるんですが、『美少女戦士セーラームーン』の中で、あえてひとりを選ぶならセーラーヴィーナスこと愛野美奈子ちゃんが好きなのですが、彼女も元々はセーラームーンの前からあった『コードネームはセーラーV』という作品の主人公なんですよね。怪盗キッドこと黒羽快斗も元はと言えば『まじっく快斗』の主人公。そういうところも惹かれる部分なんだと思います。それぞれが別の物語で活躍している過去があって、今につながってきている。知らなくてもいいけれど、知るとますます世界観が広がる感じがします。

結局、私がめちゃくちゃ『怪盗セイント・テール』が好きだということしか伝わらない気がするけど、とりあえず今はとても怪盗キッドに夢中ですよ、というお話でした。