私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

あの日の約束を忘れない

BOYS AND MENというエンターテイメント集団は当初『男版宝塚』というコンセプトで始まったプロジェクトです。今のように歌手活動をする前提で結成された訳ではなく、最初はミュージカルを中心に活動をしていました。脱退したメンバーの延べ人数は100人に近いとも言われています。正直、名古屋の街中でちょっと顔の良い男から「俺、元ボイメンなんだけど」って声かけられたら信じてしまうだろうなっていつも思っています。あくまでも信じるだけですよ。

だけど、『元ボイメン』という肩書きを持つ人の中で、田中俊介さんは私にとって特別な存在であり続けるだろうと思います。

私がボイメンを好きになったのは、メンバーの人数が11人から10人になった約2週間後のことでした。ここでこれ以上のことを書くつもりはありませんが、とにかく私が見てきたボイメンは10人のボイメンで、これからもずっとそれは変わらないことだと思っていました。

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昨年、俊くんが体調不良でイベントを欠席して、毎日更新していたブログを書かなくなった時から、俊くんは心の不調なんだという気配は感じていました。だけど、ナゴヤドームに立つ10人の姿を見た時に「絶対大丈夫だ」と思えたし、俊くんのお休みが決まっても「必ず帰ってくる」という根拠のない自信がありました。だから、俊くんが『適応障害』だということはすんなり受け入れられたけど、回復の兆しがないことをはっきりと提示されたことに関してはかなりショックを受けました。少しずつでも回復しているんだろうと信じて疑っていなかったんです。想いの強さだけではどうにもならないって、分かっていても理解できていなかった。私みたいな甘い考えを持つ人がいたことがまた、俊くんを余計に苦しめたのかもしれないと思うと、悔やんでも悔やみきれないです。

俊くんはどうか自分を責めないでほしいです。きっと今もどこかでいろんな人の顔を思い浮かべては申し訳ないって思っているんだろうけど、貴方は何にも悪くないです。私の方こそ貴方に『ストイックな男』というイメージを押し付けてしまってごめんなさい。毎日朝起きると俊くんがブログを書いていてくれたことがいつの間にか当たり前になっていたけれど、どんなにありがたいことだったかと失ってから気が付きました。毎日映画を観て筋トレをして、自分磨きを欠かさない俊くんのことを本当に尊敬していました。だけど、たまにはサボってもいいんですよ。予定がない日は寝坊してもいいし、何もせずにただボーッと過ごしてもいいんですよ。これからフリーランスで仕事をしていくのならば、しっかり休息日を作るようにスケジュール調整してくださいね。それだけは約束してください。

そして、これはオタクのワガママですが、決してボイメンのメンバーと疎遠になったりしないでください。確かにこれから歩んでいく道は違っていくのだと思います。それぞれ志も違っていくし、目指す場所も違っていくし、環境も違っていく。ならば、次はボイメンのみんなと『友達』として付き合ってくれませんか?もう彼らの兄貴分でいなくてもいいです。ただ他愛のない話でゲラゲラ笑い合える友達でいてくれませんか?いっそのこと俊くんが辛い時に弱音を吐けるような存在にボイメンのみんなはなれませんか?「今日は俊くんと食事行ってきたよ」ってツイッターやブログで気軽に報告してもらえるような、そんな未来はありませんか?

今すぐには難しいと思うけれど、いずれそうなればいいのになってオタクは思っています。こういう期待も負担になるんだろうけれど、私はまた俊くんがみんなと笑い合える日が来ることを信じて待っています。

まだ私は心から笑顔で見送ることはできません。どうしても涙が出てしまいます。それでも銀色に輝く長ランの背中に向かって手を振ることはやめません。私の想いはこれ以上言葉にならないから、この曲に託します。


BOYS AND MEN - 「ガッタンゴットンGO!」MV

BOYS AND MENのテーマカラーシルバー・田中俊介さん、今までありがとうございました。そして俳優・田中俊介さん、これからも応援しています。