私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

私は『W-MaSKat』が好きです。

私はよくW-MaSKatの関係性を「いっちゃんにとってチヅは手を引いてくれる存在であり、チヅにとっていっちゃんは背中を押してくれる存在である」と表現しています。お互いを支え合い、高め合うことができる関係性って素敵ですよね。いっちゃんとチヅの間柄って、根底にあるのは「相手を尊敬している」ところだと思います。幼馴染でずっと一緒に過ごしてきた分、長所はもちろん、短所もたくさん知っていると思うんです。きっと他の人には見せていない表情だってたくさんあるはず。だけど、それを全部知っている上で「チヅはすごい」「いっちゃんはすごい」って言える。一見正反対のように思える2人ですが、「自分にないものを持つ相手の全てを認め、良さを褒めることができる」という性格は似ているところであり、長年寄り添っていても心地良く思えるんだと思います。元々いっちゃんの方がチヅより背が低く泣き虫だったというエピソードが本人達によって語られていますが、それ以外にも長い月日の中で変わってきたものは数多くあると思います。アイドル活動の上でも、ルーキークラスの仲間からDearDreamのメンバー同士となり、W-MaSKatとして活動するようになるという変化があり、お互いを『強敵(ライバル)』として意識するようになりました。そうやって少しずつ変わっていくものがありながら、いつも隣にいたからこそ、2人の絆の深さは確固たるものになっていったのだと思っています。そして、『W-MaSKat』というユニット名なんですが、いつきと千弦のメンバーカラーが緑と薄紫というところから「マスカット」、太田「将熙」と「正木」郁で『Wマサキ』と名乗っていたところから「M」「S」「K」が大文字表記という、まさに5次元の象徴とも言えるユニット名ですよね。それだけでなく、「S」は沢村のS、「K」は片桐のKでもあり、2次元に「マサキ」要素を違和感なく取り込めているところに奇跡を感じています。そもそも『Wマサキ』という存在そのものが奇跡だと私は思っています。いや、奇跡という言葉では片付けられないのがWマサキです。2人の出会いに関しても、将熙くんは「名前が被った」と少しネガティヴな印象を語る一方、郁くんは「一番最初に話しかけてくれて仲良くなれそうだと思った」という印象を受けているところが面白いところだな、と思います。本当はタイプの違う2人だと思うけど、人の良いところを素直に褒められるところとか、想いをしっかり言葉にして伝えられるところとか、根本的な性質は似たところがあるのかな、と思うところはたくさんあって、だから性格が違っても同じ方向を向いて一緒に進むことができるし、お互いの個性を認め合えるから高め合うこともできるんだと思います。Wマサキはそれぞれが別のお仕事をしている時でも、Twitter上でお互いにエールを送り合ったりするのですが、これって人によっては「コンビ売り」みたいなものを感じてしまうと思うんですよね。だって、「お互い頑張ろうね」なんてやり取りはわざわざ見えるところでしなくてもいいことだし、そういうやり取りを見てファンが喜ぶって分かることでもあるじゃないですか。でも、この2人にあざとさを感じないのは、その言葉には営業的な意図を持っていない、本気で切磋琢磨し合う存在だという意識があるからだと思うんです。そして、お互いの場所で磨いたものを持ち帰るホーム= DearDreamでありW-MaSKat、という認識が一致している証拠でもあると思います。この2人がただの俳優仲間だったら、ただ事務所が一緒なだけだったら、きっとこんな関係は築けていなかっただろうし、『ドリフェス!プロジェクト』を通じて知り合ったからこそ、よりそれぞれの魅力が増したと思います。そういう意味でも、Wマサキの出逢いは運命だったと思うんですよね。

私がW-MaSKatを好きな理由、それは言葉にできる部分だけじゃなくて、かなり感覚的な部分も多くて、「好き」という気持ちは理屈じゃ語り切れないな、と思います。だけど、W-MaSKatを応援していて感じるのは、いっちゃんとチヅが、そして、将熙くんと郁くんが、W-MaSKatというユニットを誰よりも大好きなんだな、ということです。本人達が一番愛しているから、私も一緒に愛していこうと思えます。これからもずっとW-MaSKatに全力でエールを飛ばしていきたいです。