私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

12/21 ボイメン学園 文化祭2019

12月21日にパシフィコ横浜国立大ホールで行われた『ボイメン学園 文化祭2019』に参加しました。

フォーチュンエンターテイメントの男性タレントが勢揃いする機会というのは、実はBOYS AND MENのナゴヤドームライブでもあったのですが、あの時はあくまでもボイメンのライブだったので、全員が横並びというのは今回が初めてでした。

個人的には遠征が立て込んでいたので、行くかどうか申込期限ギリギリまで悩んだのですか、せっかくこんなに大掛かりなトンチキイベントがあるなら参加するしかないだろう、と思い切って横浜へと向かいました。結果的に行って正解だったと思いました。トンチキイベとは言ったけれど、どの部活も本気で練習してきた成果が出ていて、かなりレベルが高かったと思います。付け焼き刃感が全然なくて良かった。稽古も早めからスタートしていたとはいえ、グループ活動と並行していて大変だったと思うので、みんなの努力に感動しました。

文化祭の様子はParaviでも配信されているので、もし行けなかったという方にはぜひそちらでご覧いただきたいです。わざわざParaviに登録するのも面倒だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、Paraviでは『Find The Wasabi』も見れるし、DVD発売イベントの様子も見れますよ。誠プラス勝くんという珍しい組み合わせでトークをしたり、進化理論とサワディー音頭を歌ったりしているので、かなり見応えがあります。サワディー音頭だけでも充分に元が取れるので実質無料です。あと、そのメンバーでイベント後に英語クイズをしている動画もあって面白いんですけど、いつまでもParaviの宣伝をしている場合じゃないので、文化祭に話を戻しますね。

まず、今回のために作られたブレザーが最高にカッコいい。初めてビジュアル解禁した時に「そう来たか!」と叫びました。いつも変形学ランを着ているいかつい兄ちゃん達が急に格式高い私立高校の生徒みたいな感じになるからすごい。やっぱりボイメンは二次元だったんだなあ、とオタクはしみじみ思っていたのですが、物販に並んでいる時に後ろにいた若い祭っ子たちが「芸能人ってアラサーになっても制服着せられて大変だね」みたいな話をしていたので一期生のオタクは急に真顔になった。いやでも水野勝さんが生徒会長で本田剛文さんが生徒副会長な学校はめちゃくちゃにつよいからいいんだよ。

ブレザーしかり全体的にデザインがスタイリッシュでグッズも普段使いしやすそうなものが多くて良かったですよね。とはいえ、抽選のために思わずピンバッジ買い足したけど、今後使い所があるか分からない。そういうこと多々ある。オタクはバッジが好きだし仕方ない。生写真も良かったですよね。計4セットしか買えなかったので一期のみ購入したんだけど、重複分を異種交換できたらな〜と思いつつ、当日は余裕なくて一期を揃えるので精一杯でした。一期の写真と神田陸人くんの写真を交換してくれる人は今でも募集してます。

部活というコンセプトでグループ混合でパフォーマンスをするのも楽しかったですね。年齢もキャリアもバラバラな人達がひとつのことに取り組んでいくうちに結束力が高まる感じ、とても良いと思いました。私は一期のオタクなので、どうしても後輩達のことを完璧に把握できていないし、その中でも特にエリアに関してはミリしらレベルだったんだけど、それぞれに見せ場があったおかげで、文化祭後はエリアの子達もだいぶ解像度が上がった実感があります。

出来るだけParaviやDVDで見てもらいたいので、ここではレポというよりも感想を書きます。私の主観によるものなので、予めご了承ください。

まず会場に入ると、それぞれのグループのMVやライブ映像が流れていたり、文化祭実行委員からの注意事項VTRが流れていました。実行委員がちゃんと結成されているのも文化祭らしくて良かったですよね。主に働いていたのは実行委員長の平松さんだったみたいですけど。自分が出演する演目以外もリハに立ち会ったり、全体の調整をしたり。そもそも賢ちゃんって稽古の場を仕切る人って感じだったのに、いつの間にかメンバーが変則的なイベントでの歌割やフォーメーションを調整したり、ライブのセトリや構成に携わったり、徐々に演出面でも意見を言えるようになってきて、ただのダンスリーダーというよりもパフォーマンスリーダーっていう立ち位置になってきていますよね。今回の文化祭は出演人数が多い中、イベントの骨組みの段階でもかなり裏方で動いていたっぽいので、本当にすごいと思う。

イベントが始まってしばらく、合唱の途中くらいまでかな、客席もどういうスタンスで参加したらいいんだろうっていう雰囲気があって、ちょっとザワザワしていたのが残念だったんだけど、それにも負けずに真摯に合唱を続けるみんなの姿に心を打たれました。そのおかげか、そのうち会場全体がグッと引き込まれていく感じがして良かったです。ちなみに、合唱曲は『友ありて・・』。男性だけの合唱でもこれだけ綺麗なハーモニーになるんだなって思ったし、人数が多い今回のイベントだからこそって感じで良かったです。

奇術部は推しがいるっていうことで楽しみなところはあったのですが、実はボイメンがイリュージョンをしているのを今まで見たことがなくて。昔はよくやっていたらしいので、初めて生で見れて嬉しかったです。でも、ひとつだけできなかったのは残念というか、練習してきた本人達の気持ちを考えると何とも言えないですよね。たむちゃんと本ちゃんが同時に入れ替わるイリュージョンだったんだけど、本ちゃん側の箱が最初の段階で上手くスタンバイできてなかったっぽいんですよね。しばらく調整していたけど、無理はしなかったところが英断だと思いました。ラジオで「仕方ないから後輩達にお前ら真っ直ぐ立っとけ!って言った」って話していたけど、その場でパッと指示している本ちゃんは本当に格好良かったです。笑い話にしてたけど、内心相当悔しかったと思うんです。でもあの場で冷静に判断して次に切り替えられるところが流石だなって思いました。たむちゃんは成功したから尚のこと良かった。

軽音部は人数多くてどうなってんだ?と思っていたけれど、2バンドということで納得。まずは『モンゴル80』というコピーバンドが登場。バンド名からもうすでに想像は容易いと思いますが『小さな恋のうた』を歌いました。ボーカル平松賢人くん、ギター横山統威くん、ベース中原聡太くん、キーボード松岡拳紀介くん、ドラム野々田奏くん。想像以上にガチでした。そもそもコピーバンドの初舞台がパシフィコってどうなっとるんやって感じだけど、そのステージに引けを取らない圧巻の演奏でした。気が早いけどもっといろんな曲カバーしてほしいしそれでアルバム出して全国のライブハウス回ってほしい。それにしても、賢ちゃんのポテンシャルの高さエグくないですか。あんなに歌って走って跳ねて煽って全く声がブレなくて息が上がってる気配がないし、というか、声量がすげえ(すげえ)。でもバンドとしてめちゃくちゃまとまってて、純粋にみんな楽器が弾けるっていう段階から更に上を行くレベルの高さで、楽しそうに演奏している姿が印象的でした。ほんとカバーアルバムとは言わないけど定期的にライブはやってほしい。そして、2組目なんですけど、これがもうね、伝説のバンドとなってしまいましたね。最初はもしかして人知れず楽器練習してたのか?とも思ったけど、何というか、圧倒的にやってなさそうな雰囲気しかしないメンバー紹介VTR。まあ、やってなかったよね。ということで、エアバンドだったんですけど、『ロマンス』のイントロが流れた瞬間に会場のボルテージがガッと上がったのは感じました。特に誠推しのみんなはそうだよね。絶対そうだよね。私も1cmくらい宙に浮いた。というか、つっちーがソロでフル尺のロマンスを披露するの贅沢過ぎませんか。天才なのか?曲の途中でパフォーマーのたむちゃんが悪魔姿で登場し、バンドメンバーを次々に悪魔の手下にしていく流れがもう彼にしかできない力技で、腹の底から笑いました。悪魔たちが客席に降りてゲリラ的にファンの子と自撮りし出すところとか、ただただすごいとしか言いようがない。

落研部はまず漫才から。本ちゃんまぁちゃんによる『ホワイトダルビッシュ』、ようやくお目にかかることができ光栄でした。漫才としてしっかりまとまっていたし、普通に上手くて面白かったです。まぁちゃんがひとり芝居を始める下り、ちょっとスピードワゴンの漫才っぽくてテンション上がったのは私だけかしら。また他のネタも見たいので、近々披露する場があればいいよね。勝くんつじちゃんによる『ブルークレヨン』もブランクがあるにも関わらず、ツッコミとボケを入れ替えるというチャレンジもして、それでもきちんと成立するあたりがさすがでした。いつものブルクレとは一味違う姿が見れて面白かったです。そして、コント。いやあ、最高でしょ。キャスティングが絶妙だし、何よりエリアの女の子役がかわいい。ホワダルの漫才が伏線になってたところも良かったし、勇翔くんの師匠の貫禄よ。本当に面白かったです。面白かったばっかり言うけど、落研部の感想としてはこれが最上級の褒め言葉だと思っているので、私は素直に面白かったと言うぞ。

アクション部はすごかったですね。かっこよかったです。「アクションをパフォーマンスとして見せるってどんな感じになるんだろう?」と思っていたけれど、ストーリー仕立てになっていたのもワクワクしたし、無声劇でもしっかり伝わる構成になっていて感動しました。ただでさえフィジカルが異常に強靭な人達の中でも更に動ける人達が集められていたおかげで、迫力あるアクションが次々と繰り出されて見応えがありました。アクロバットができる後輩達ももちろん派手なんだけど、なんかよく分からないオーラだけでめちゃ強い一期生の説得力すごい。勇翔くんが小道具を忘れるハプニングもあったみたいですが、そんなの見てる側には意識させないくらい最後まで決まってました。これからもアクションや殺陣を見れる機会があると嬉しいな。

最後はダンス部。これを本当に楽しみにしていました。推しとかそんなの関係なしに踊れる人達のことが大好きなのですよ。しかも、いつものパフォーマンスとは違う、ガチで得意分野を持ち寄ったダンスステージ。そんなの期待しかないじゃないですか。ずっとワクワクさせられっぱなしでした。そういえば、音楽アレンジした人誰なんだろうな。繋ぎ方とか天才だったけどやっぱりプロのお仕事なのかな。メンバーが登場した時なんだけど、特にエリアのオタクを中心にメンバーへの声援というか、名前を叫んでたんですよ。本来なら暗転中にオタクが名前を叫ぶのあんまり好きじゃないんだけど、よく文化祭とかで見るクラスメイトや部活の仲間が応援で名前叫ぶやつっぽくて、この時は鳥肌立ちましたね。一番文化祭っぽい瞬間だった。普段の活動では見られないダンス、本当に素敵でもっと見たいって思いました。マジでガチの人達の集団だから見ているこちらまでボルテージが上がる感じ。贅沢なステージだったな。たかくんの「君だけは特別さーーー」のレア感が更にお得な気分になりました。また5人のパフォーマンスが見たいです。

そして、満を辞してミスコンの結果発表。このためだけに横浜に来たと言っても過言ではない。推しの女装に対する熱量が半端ないオタク、それが私です。投票の段階から「ミスコンで本ちゃんが1位じゃなかったらそれは嘘でしょ」って言っていたくらいずっと自信はあったけど、それでも他の子達も本当に可愛かったから、内心ドキドキでした。とにかく本ちゃんに一度はナンバーワンになってもらいたかったんです。多分、これは誰しも思っていることだろうけど、やっぱり自分の推しが一番だと思いつつ、このジャンルだと誰の方が上だとか、この分野においてはこの子には遠く及ばないだとか、それぞれ得意があるから一概に「推しが一番」とは言い難いところもあるじゃないですか。そういう意味では、本ちゃんってすごくバランス良く何でもこなすけど、他の誰をも寄せ付けない圧倒的な何かって目に見えるものではないとずっと思っていたんです。だけど、女装という点においては、事務所内でも経験豊富で完成度も高い。そして、本人からも「女装で勝負してみたい」という話は以前から出ていたので、ここは何としてでも優勝してもらって、得票数という形で揺るぎない根拠を示してあげたいと思ったのです。だって、事務所内でナンバーワンになれなきゃ「女装が特技です」って外部のお仕事でも胸張って言えないでしょ。なんやかんやでフォーチュンエンターテイメントは、タレントの「これやりたい」を出来る限り叶えてあげようとしてくれて、それぞれの得意分野に応じて適材適所でお仕事を持って来てくれる事務所です。つまり、本ちゃんがここで優勝しなければ、いつか来るかもしれない「女装案件」のお仕事を割り当ててもらえない可能性が出てくる。そう思ったのです。だから、本当は他の子の女装も好きだったけど、心を鬼にして毎日本ちゃんだけに投票して、Twitterでも毎日投票をお願いするツイートをして、推しがミスコンに参加していないお友達にも本ちゃんに投票してもらえるようにお願いして、決死の覚悟で当日を迎えた訳です。順位発表中は「大丈夫、本ちゃんが宇宙一かわいい」って何度も自分に言い聞かせながら、時には声に出しながら、ぎゅうっと両手を握りしめてその時を待ちました。そして迎えた運命の1位発表の瞬間。もう息をすることすら忘れて、ジッとステージを見つめて祈ることしかできません。それから、ついに、見事本ちゃんが初代ミスコン王者に選ばれました。やった。こうしてようやく本ちゃんが一番であることが証明された。もう誰が何と言おうと、文句なしで本ちゃんがナンバーワンだ。ガウンを羽織り、ティアラを頭に乗せた本ちゃんを見てメンバー達が「なんか本当にかわいく見えてきた!」とザワザワしている中、私は堪らず涙を流していました。毎日必死に投票し続けたみんなの想いが報われた瞬間でした。私はずっと、本ちゃんは何に対してもどこか自信がなさげなところがもどかしいと思ってきました。本ちゃんの性格からして、そうなるのも仕方ないと思っていたけど、もっと自分に自信を持っていいのになって、本ちゃんにしかない魅力があるからこれだけファンもいるし、みんな本ちゃんだから推してるんだよって、それをどうにかして伝えたいって思ってきたんです。だから、先程書いた通り「目に見える根拠を示して本ちゃんが少しでも自信を持ってくれればいいな」と思っていました。それをようやく叶えることができて、私は大袈裟ではなく、本気で心の底から嬉しかったです。本ちゃんが迷いなく誇れるものができた。それが何よりの喜びです。これを機に、本ちゃんが他のことにも自信を付けていってくれたらいいなって思います。そのための努力も惜しまない人だって分かっているからね。そんな本ちゃんだから、私は彼のことが大好きなのです。

閉会式の後には後夜祭。まずは全員による演舞です。これがもう、言葉にならないほどカッコ良かったんですよ。一糸乱れぬ動き、腹の底から響く声、何もかもに圧倒されました。学ラン姿の彼らにはこれ以上ないほどぴったりのパフォーマンスでした。そして、メンバーシャッフルでのライブがスタート。勝くんにエリア研究生の『無敵のOne Way Road』をやってもらおうと最初に言い出した人は天才。でも、まあ、それ以外の選択肢は逆にないだろうね。一生懸命フレッシュさを表現していたけど、全くフレッシュに見えない勝くんがかわいかったです。つっちーはさすが誠というべきか、爽やかさは出てましたね。BMKの『ゴリゴリ☆サバンナロード』はスキルメンが多くて見応えありましたね。かなでくんは賢ちゃんとバンドもシャッフルも一緒で良かったねえ。ラジオで本ちゃんが言っていたけど、確かにこの手の振付は賢ちゃんが得意なやつですね。でね、祭nine.の『がってんShake!』が最強だったんですよ。頼我くんパートをつじちゃん、たかくんパートをまぁちゃん、かなでくんパートを本ちゃんが担当していたのですが、完全に優勝してた。個人的に祭楽曲ではがってんが一番好きなのですが、と言うと大抵の人から「みんなそうでしょ」と言われるくらいの人気曲で、見せ場という見せ場をガチガチの一期で固めるなんてさすがにやりすぎなのでは?と思いつつ、やっぱり好きな曲を好きな人が歌う幸せは他の何にも変え難いですよ。オタクの適応力もすさまじくて、何の迷いもなくコールし始めたのがさすがでした。がってんでほんでぃコールができたのは一生の思い出です。そして、ボイメンの『帆を上げろ!』。これはもう頼我くんに「おい勇翔!」を言わせるための選抜ですよね。見慣れた帆!も後輩達の割合が増えるとまた違って見えて面白いなって思いました。

終盤には『ボイメンステージ「諦めが悪い男たち〜NEVER SAY NEVER〜」』開催が発表されました。タイトルが出て会場中が「新作……⁉︎」とザワザワしたあの瞬間のことは忘れられません。今?このタイミングで?全員で?いつ稽古するの?そんな時間あるの?ところでアリーナツアーは?とクエスチョンマークが飛び交う私の脳内。よく分からないけどスポンサー付いてるし広告用の写真と動画撮影もしたし池袋サンシャイン劇場だし、いや、でも分からん、なんて言いながら、連番していたけんぱ推しさんと「とりあえず一緒に行きましょう」と話していたのでありました。よく分からないけど行かねばならぬというオタクの使命感。

最後は『Chance for Change』で終了です。通路横ではなかったのでハイタッチとかは出来なかったのですが、人数が多いと結構後ろの方でもいろんな人が来てくれるんだな〜と思いました。目を泳がせているうちに推しが行方不明になったので、姿が見えないまま虚空に向かって「超絶イケメンほんでぃ」コールしたのも楽しかったです。やっぱりラストはチャンフォーだな。

初の試みではありましたが、文化祭らしく様々な催し物を見ることができて、愉快なイベントでした。どうやら『ボイメン学園』を冠したイベントはシリーズ化していくみたいなので、今後も期待したいですね。

ボイメン学園文化祭が開催されてからこのブログを書き終わるまで4ヵ月もかかってしまい、その間に舞台が終わり、文化祭のDVDが発売され、更には新型コロナウイルスという新たな脅威により、世の中の情勢も大きく変化してしまいました。この事態が収束して安全にイベントが開催できるようになるまで、これからどのくらいの時間がかかるか分かりませんが、また彼らと笑顔で会えるように、今はグッと耐えて、次の機会を待ちたいと思います。

ということで、ボイメン学園文化祭のDVDはECサイトにてご購入いただけます。本編はもちろんのこと、メイキングもたっぷりと収録されており、非常に見応えのあるDVDとなっております。ぜひご覧になっていただきたいです。あなたのおうち時間をボイメンと一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか?何卒よろしくお願いいたします。