私と彼らのあした

駆け抜けてくラッキー追っかけつかまえて

プレゼント◆5以降ドルステにハマれなかったオタクがプライムーンにハマった話

私がプレゼント◆5にハマってから実に5年以上もの月日が経ちました。

omguyz.hatenablog.comタイトルに書いた通り、私はプレゼント◆5以降ドルステにハマれなかったオタクです。

まずはドルステ=『アイドルステージ』とは何ぞや?という話から始めたいと思います。ドルステとは、ネルケプランニングによるエンターテイメントプロジェクトであり、第1幕は演劇、第2幕はアイドルライブというステージ構成になっています。『プレゼント◆5』はアイドルステージ第2弾プロジェクトとして活動をしていました。しかし、私が彼らの存在に気付いたほんの少し前にプレゼント◆5は活動休止を宣言しており、一度も生でステージを見ることは叶わず今日まで過ごしてきました。『プレゼント◆5』に続いて『CHaCK-UP』『アンプラネット』とドルステ自体は続いていたのですが、何となくハマる気分になれなくて(チャックちゃんとアンプラちゃんは全然悪くないよ!私の気持ちの問題だよ!)、その後別ジャンルにハマったりしたので、結果的にドルステとは少し距離を置く形になりました。

一方ドルステでは、2018年1月に行われた『アンプラネット-Back to the Past!-』にて、新たなアイドル『プライムーン』が登場していました。プライムーンはプレゼント◆5のライバルユニットである『三日月』の青羽要がプロデュースしている三人組アイドルです。全くドルステ方面にアンテナを張ってなくて、尚且つドルステ界隈に交友関係もなかったので、そういう情報さえ私には入ってきていない状態でした。ところが、その1ヶ月後に行われたバレンタインイベント『E.T.L vol.214〜ほしいのはキミのチョコだけ!〜』がニコニコ生放送で生配信されるという情報をどこからか聞き付けた(たまたまTwitterで知ったんだと思う)私は、そのイベントに要様も出演しているということで、配信を見てみることにしました。そこでようやく、私はプライムーンの存在を認識することとなります。正直、当時の心境を思い起こせばとても複雑でした。プライムーンを要様がプロデュースしているということは、もう彼が三日月としてステージに立つ未来がないかもしれないということであり、三日月のライバルであるプレゼント◆5も同じなのかもしれない。そう考えると、プライムーンを受け入れられる自信がありませんでした。なのでその時は、本当に申し訳ないけれど、プライムーンにそこまで惹かれることもなく、記憶にもあまり残りませんでした。

それから更に3年の時が過ぎて2021年1月27日。私はこのツイートを偶然目にしたのです。

ちょっと待ってアキラくんが何だって???

そう、その日はアイドルステージ第5弾プロジェクト『プライムーン』の公演が始まる日だったのです。私が知らぬ間に上演が決まってたんだ!?とパニックになりながらもすぐに情報を収集。プライムーンの結成秘話が明かされる今作には、プロデューサーである要様だけでなく、プレゼント◆5の茅嶋暁くんも出演していて、初日公演と千秋楽公演は配信もされると分かり、「見てみたい」と思いました。もちろんプライムーンはどのように結成されたのか、そして要様はどうしてプロデュースの道を選んだのかということも知りたかったし、新たなアイドル『GS382』の存在も気になったのですが、最初はそれよりも「要様とアキラくんがステージに立つのならばそれは見たい」というのが正直な気持ちでした。まだ次世代のアイドル達のことを受け入れることができるか分かりませんでしたが、とりあえず私は初日公演の配信を購入しました。ちなみに当日は時間の都合上リアルタイムで視聴できなかったため、再ライブ配信で視聴しました。

物語の舞台は2120年から始まります。青羽朔くんの曾祖父にあたる要様が残したノートとの出会いが彼らの運命を大きく変えることになるのです。プライムーンの三人がタイムマシーンで100年後の未来から来たというのも驚きですが、それよりも赤河家と青羽家と浅黄家が100年先でも仲良くしているんだと知れたのはありがたかったです。そして、ノートに記された"みんなを照らす眩い光になれ…"の言葉から「ヒーローになろう!」と思い立つのもまたかわいいし、光とはアイドルのことだったんだと分かり「自分達も三日月のようなアイドルになりたい!」と真っ直ぐに思える三人のことが愛おしく感じられていきました。会話のテンポやファンを強引に納得させていく展開(褒めてます)からも、初めて『プレゼント◆5』を見た時のワクワク感を思い起こさせてくれて、私はいつの間にか夢中になってプライムーンを見ていたのでした。要様とアキラくんの姿を見れた時の喜びはそれはもう格別でしたが、プライムーンとGS382のパフォーマンスも本当に良くて、思っていた以上にすんなりと彼らのことも大好きだと思えるようになりました。見る前はあんなに「世代交代は複雑だな」と思っていたのが嘘みたいです。コロナ禍じゃなければ配信視聴後即座にチケットと航空券を手配していたと思う。軽率に遠征する地方民だから絶対そうに決まってる。それくらい『プライムーン』には引き込まれるパワーがありました。今ではもう毎日がプライムーンロスです。なんだ私、まだまだドルステに狂えるじゃん!

ここまで『プライムーン』にハマれたのは結局、『プレゼント◆5』を好きでい続けているファンの気持ちも大切にしてくれていると思えるからかもしれません。少なくともアキラくんと要様はリボンとアムールのことをずっと大切にしてくれていて、決して置いていかないという気概を感じられました。そんな二人がプロデュースするプライムーンとGS382にはその想いが受け継がれていると思うし、私もまた彼らを応援したいと思わせてもらったんだと思います。

ここまで書いてみて言葉にするのは難しいと改めて思いました。もっと『プライムーン』を見た時の衝撃を伝えたいのにこれが私の精一杯です。とにかく言いたいのは、私は『プレゼント◆5』しか愛せないと頑なになっていた心を『プライムーン』が見事に溶かしてくれたということです。そして、またこうしてドルステに夢中になれる自分に気が付かせてもらえたのが何よりも嬉しかったんです。ありがとうプライムーン、貴方達は間違いなく私を照らしてくれる眩い光だよ。

まあ、なんやかんや言いつつもやっぱり私はいつまでもプレゼント◆5と三日月がステージに帰ってくることを待っているし、ずっと信じ続ける。でも、プライムーンとGS382のおかげで前向きになれたのもまた事実です。だから、今回『プライムーン』に出逢えたのも運命なんだと思います。ちょっとタイミング違えば上演していることにすら気付かなかったかもしれないからね。

きっと近いうちに今度はGS382結成の謎を解き明かしてくれることになると思います。『side:GS382』が上演される頃には私みたいな地方民が安心して遠征できる世の中になっていてほしいです。思いっきりプライムーンとGS382に声援を送れる日が早く訪れることを心から願っています。


プライムーン「Music Fighter」PV


GS382「まほろば」PV